広島発！都市圏人材による新たな価値創出プロジェクトが始動

叡啓大学が新たな価値創出を目指すプログラムを開始

広島市中区に位置する叡啓大学（学長：有信睦弘）は、地域の企業と都市圏の中核人材を結ぶ新たなプログラム「ひろしまバリューシフトプログラム」をスタートさせました。このプログラムは、企業の経営課題解決を支援しながら、地域の活性化を図ることを目的としています。

1. バリューシフトプログラムの概要

このプログラムは、都市圏の中核となる人材を「客員研究員」として受け入れ、広島県内の企業が抱える課題に対して、新サービスの開発やデジタルトランスフォーメーション（DX）の推進を行います。企業は、客員研究員に業務を通じて課題を解決してもらい、彼らは広島に住みながら企業での経験を積むことができます。客員研究員は、2025年10月から2026年3月の約半年間、週に4日は企業に出向き、週に1日は叡啓大学でのゼミに参加します。

1-1. ゼミの特色

全24回にわたって行われるゼミは、各客員研究員が所属する企業の経営課題をテーマにする形式となっています。これは単に知識を学ぶだけでなく、実際の業務と連動しているため、現場での課題や経験を基にした学びが得られます。参加者は他の客員研究員や教員と討議を重ねながら、様々な視点からのアドバイスを受けることができます。

2. 参加する客員研究員と企業の紹介

このプログラムには多様なバックグラウンドを持つ客員研究員が参画しています。彼らはそれぞれ異なる専門性を生かし、様々な業種の企業とマッチングされています。例えば、映像やエンタメを専門とする渥美雄一郎さんは、有限会社トラベルボックス広島と連携し、企画やマーケティング分野で力を発揮しています。一方で、大手自動車部品メーカーでの経験を持つ日置俊行さんは、森信建設株式会社でのDX推進に取り組んでいます。

2-1. 多彩な人材が集結

そのほかにも、東京のスタートアップや外資系広告代理店での経験を持つ阿部浩太郎さん、広報・マーケティングの大野祐子さん、東京のIT企業出身の和泉谷貴仁さんなど、様々な都市からやってきた人材が企業の経営に新たな風を吹き込むことが期待されています。

3. プログラムの成果と今後の展望

この「ひろしまバリューシフトプログラム」は2026年の3月まで続きます。客員研究員は、ゼミでの学びを参画企業へ還元することを重視し、最終報告会ではその成果を発表する予定です。参加企業は新たな価値創出を通じて、地域経済の活性化を期待しています。また、本プログラムに関しては取材の機会も用意されているため、興味がある方はぜひお問い合わせください。

このプログラムの様子は公式ウェブサイトからも確認できます。広島の未来を考え、地域と都市圏の人材が共に成長していく姿を目の当たりにできることを楽しみにしています。