詩の往復書簡集『すきがいっぱい』発売前重版決定!
詩人・谷川俊太郎と直木賞作家・西加奈子による詩の往復書簡集「すきがいっぱい」が、予約数の多さから異例の発売前重版を果たしました。この作品は、保育雑誌『PriPri』に連載されていた「詩のこだま」が1冊にまとめられたものです。
幼い頃から楽しめる詩の世界
本書は、言葉に初めて触れる子どもたちにとって、楽しみながら心に響く詩が詰まっています。谷川俊太郎さんの先見の明と、西加奈子さんの独特の視点が融合し、双方の独自性が際立つ内容となっています。この詩集は、2022年5月号から2024年8月まで、約2年以上にわたり詩のやり取りが続けられた成果です。
谷川さんが2024年11月に転生される直前に書かれた詩「すき」は、今作のために西さんが書き下ろした「すきがいっぱい」と絡まり合い、彼らの詩が結実したタイトルになりました。この作品を通して、読者たちはお二人の「すき」を感じ取ることができるでしょう。
西さんの挿画と装丁の魅力
この詩集には西加奈子さんによる描き下ろしの挿画が含まれています。詩の世界観を一層引き立てるビジュアルが、親子で楽しむ際の素晴らしい添え物となるでしょう。また、装丁は著名なデザイナーである鈴木成一さんが手がけており、視覚的にも満足感の高い一冊です。
限定特典に注目!
紀伊國屋書店では本作を購入した方に対する特典として、オリジナルカードが配布されます。数量が限られているため、早めの購入をお勧めします。さらに、西加奈子さんのイラストを使用したオリジナルブックカバーも配布される対象店舗があります。これも数量限定ですので、気になる方はお早めにお立ち寄りください。
作家たちのプロフィール
谷川俊太郎
詩人であり、1931年に東京で生まれた谷川俊太郎は、1952年にデビュー以来、100冊以上の詩集を発表。彼の作品は国境を越えて多くの人に愛されてきました。2024年に92歳で逝去されるまで、多岐にわたる詩と翻訳家としての顔を持っていました。
西加奈子
西加奈子は1977年にイランで生まれ、大阪で育ちました。2004年に『あおい』でデビューし、その後も多くの賞を受賞しています。最新のノンフィクション作品『くもをさがす』は2023年に刊行され、彼女の創作活動は今もなお活発に続いています。
書籍の詳細
『すきがいっぱい』は、2025年12月15日(月)に発売予定で、定価は1,870円(税込)です。56ページのB5変型の書籍となりますので、ぜひ手に取ってみてください。
この詩集は、子どもたちに豊かな言葉の世界を体験させ、同時に大人の心にも響く作品です。ほんのり心温まる言葉の響きを楽しんでみてはいかがでしょうか。