清水ミチコ万博 ~ひとりPARADE~ 初日公演レポート
11月23日、清水ミチコの待望の全国ツアー「清水ミチコ万博 ~ひとりPARADE~」が仙台、東京エレクトロンホール宮城を舞台に幕を開けました。この素晴らしい旅のスタートを切ると同時に、観客は清水ミチコのセンスあふれるパフォーマンスに魅了されました。
公演が始まると、場内は一瞬にして異次元へと誘われます。舞台が暗転し、著名な女優やタレントによる華やかな開演のアナウンスが響きわたり、続いて政界の重鎮からのメッセージも飛び出します。これだけでも客席は大いに盛り上がり、本編を待たずに熱気が充満する様子は圧巻でした。
清水ミチコの「万博」というテーマは、彼女自身の家族との思い出深い1970年の大阪万博に起因しています。そんな思い出のオープニングには、EXPO'70のゆかりの名曲が流れ、清水が華やかに登場。その後、彼女はピアノの前に腰を下ろし、著名なアーティストたちとの共演や、国民的な童謡、映画の主題歌、J-POPなどを次々に披露しました。
特筆すべきは、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」にも取り入れたユニークなネタや、最近の政治や社会のスキャンダルに触れたコーナーです。これらを名曲のメロディにのせる実験が展開され、会場は笑いの渦に包まれました。また、恒例の作曲法コーナーでは、某国民的ロックバンドが新曲を披露し、観客を爆笑させていました。
中盤では、タブラ奏者のU-zhaanと清水ミチコの実弟である清水イチロウが加わり、音楽の厚みが増すことに。ユーミンや矢野顕子の名曲をメドレーで演奏し、観客を圧倒するパフォーマンスはまさに圧巻の一言。
さらに、観客が参加できるクイズ&じゃんけん大会もあり、清水ミチコは魅せて、聴かせて、笑わせてくれる充実の2時間超のステージを見事に演出しました。この日は、観客からの大喝采が響き渡る素晴らしい公演となりました。
全国ツアー「清水ミチコ万博 ~ひとりPARADE~」は、2025年4月26日まで続く予定です。各地のチケットの売れ行きも好調ですが、一部の公演ではまだ空席がある模様です。残席情報やチケット購入については、清水ミチコの公式ホームページで確認することができます。
次回の公演は、12月8日に茨城県の日立市民会館ホールで開催されます。また、2025年1月2日には東京の日本武道館での追加公演も予定されており、ファンにとって目が離せないステージとなるでしょう。興味のある方は、ぜひチケットをお求めください。