日本一小さな舟橋村で奏でるWeb3による地域のつながり

Web3を活用して地方の活性化を目指す株式会社あるやうむが運営するDAOコミュニティ「シン地方DAO」は、2025年6月7日に富山県舟橋村で「サンフラワープロジェクト2025」を開催しました。このプロジェクトは、普段からオンラインで交流しているメンバー同士が顔を合わせてより深い交流を図ることを目的としています。

DAOワゴンの概要

「DAOワゴン」は、参加者たちが自家用車で移動しながら現地で合流して対話や共同作業を行う交流企画です。普段はDiscordなどのオンラインプラットフォームでコミュニケーションを図っていますが、リアルの場でのつながりが信頼関係をより強固にします。

今回は、参加メンバーがそれぞれ異なるルートをたどって舟橋村へ向かいました。静岡を起点にする「静岡スタートルート」と福島からの「福島スタートルート」の2つのコースが設けられ、旅は全行程として260km以上の距離を移動することに。これにより、様々な地域からの交流が広がりました。

交流の高揚感

舟橋村への道中では、参加者たちが共に過ごした時間が思い出となり、絆を一層深めました。途中での楽しいハプニングや有意義な会話が生まれ、事前に構築していた信頼をさらに強化する場となりました。特に、高速道路での迷子になったエピソードは、笑いを交えた共有体験となりました。これらの経験は参加者全員にとって、共通の思い出として記憶に残ります。

舟橋村での体験

舟橋村では、参加者たちが地元民と共にヒマワリの種をまく作業を通じて交流を深めました。率直な村民とのふれあいは、初対面のシンジモティたちがスムーズに輪に溶け込む助けとなりました。作業中に感じた一体感は、それぞれが地域の一員であることを実感させ、世代間の交流も生まれました。

特に、舟橋村のDAOマネージャーであるにしけんさんは「ヒマワリのお兄さん」として子供たちに親しまれており、現地でのコミュニケーション促進役の一端を担いました。作業後には、村で採れたヒマワリ油を使用したポップコーンを囲み、和やかな雰囲気で外国から来た仲間たちと会話を楽しみました。こうした自然な交流がDAOワゴンの理念である「関係性のデザイン」の具現化といえるでしょう。

参加者のリアルな声

イベントを終えた後、参加したメンバーはそれぞれ感想を述べました。「この場所に集うことで新たな視点や知識が得られ、心が豊かになった」としょこさんが語り、たなゆーさんは「Web3のスピード感を体感できて感動した」との声が寄せられました。こうしたコメントは、DAOワゴンが地域の活性化だけでなく、参加者個人の成長をも支えていることを示しています。