岡山大学の新事業
2025-12-05 06:22:59

岡山大学、研究開発マネジメント人材育成事業に採択される

岡山大学が文部科学省の支援を受けて研修事業を開始



国立大学法人岡山大学(所在地:岡山市北区、学長:那須保友)が、文部科学省の「研究開発マネジメント人材に関する体制整備事業」において、2025年10月6日に採択されました。この事業は、全国の大学が研究能力を強化し、研究開発マネジメント人材の育成を進めることを目的としています。

研究開発マネジメント人材の必要性



昨今、日本の大学や研究機関は、成果を上げるだけではなく、持続可能な成長を実現するための人材育成が求められています。特に、研究開発マネジメントの専門家を育成することは、国全体の競争力を高める鍵とされています。このため、文部科学省は、これに対応するための体制整備事業を立ち上げました。

岡山大学の研修内容



岡山大学は、採択後、「研修提供機関」としての役割を担うことになり、4つの主要な研修メニューを提供する予定です。

1. 研究力の調査分析及び経営戦略
2. 産学官連携支援及び知財関連(地方大学型)
3. スタートアップ支援関連
4. プロジェクトマネジメント

特にプロジェクトマネジメントに関しては、岡山大学の独自メニューとなり、世界的なPM組織であるPMIアジアパシフィック及び日本支部と連携した研修が行われる予定です。

人材育成の重要性と期待される変化



学長の那須保友氏は、本事業に対する意欲的な姿勢を示し、「全学で対応することが不可欠」と強調しました。岡山大学では、教育職員やURAs(リサーチ・アドミニストレーター)を活用した新たな育成プログラムに基づき、研究だけでなく大学経営に関与する人材の確保に注力しています。

また、本プログラムは、派遣元機関への働きかけという側面も持つため、参加者らは大学全体の経営や運営にもフィードバックを行い、知識の活用が期待されます。

このように岡山大学は、知識から新たな価値を生み出す「ナレッジワーカー」を育成することで、社会的な変革にも貢献することを目指しています。地域の中核的な研究大学として、新しい価値の創出に挑みつつ、全体を見据えた戦略的な育成を行うことは、今後の新しい潮流となることでしょう。

未来への期待



岡山大学のアプローチは、単なる教育や技術の伝承に留まらず、地域社会や国全体に対する責任をも帯びたものです。新たな取り組みは、他の大学や研究機関にも良い影響を及ぼし、持続可能な社会の実現に向けた一歩となることが期待されます。

今後も、岡山大学の「岡山大学URAモデル」の構築と展開に目が離せません。地域に根ざした研究大学としての成長にご期待ください。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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