東南アジアへの越境ECの新たな可能性
最近、株式会社デジタルスタジオが、越境ECプラットフォーム『Live Commerce』に注目すべき決済機能を導入したことが発表されました。この新機能によって、フィリピン、インドネシア、ベトナム、タイなど、東南アジア向けのローカル決済が可能になります。これにより、日本の企業は追加開発の手間をかけることなく、東南アジア市場にスムーズに進出できるようになります。
新興国の決済環境
東南アジア地域においては、クレジットカードを利用できない人々が多く、特に自国通貨での決済を好む傾向があります。そのため、通常のクレジットカード決済がスムーズに機能せず、利用者が離脱してしまうことが多く、日本のECサイトが販売機会を逃す原因となっていました。
もっとも注目すべきは、各国独自のスマートフォンを介したモバイルペイメントの普及です。我々が想像する以上に、これらの国々では現金以外の取引方法が一般的になりつつあります。
dlocalの役割
ここで革新をもたらしたのが、2015年にウルグアイで設立されたdlocalという企業です。dlocalは、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの新興国市場に特化した決済サービスを提供しています。驚くことに、dlocal一社ですべての新興国の決済方法をほぼ網羅しているのです。
dlocalの利用により、新興国においてもECサイトがユーザーにリーチしやすくなり、部分的ではなく完全に新しい市場にアプローチできるようになります。従来のShopeeやLazadaでのしか選択肢のなかった東南アジア市場において、dlocalと自社ECの組み合わせが新たな選択肢として登場しました。
未来のEC市場
新興国の市場は、先進国に比べて2030年までの人口増加率が倍以上とされています。これにより、EC市場の拡大も期待されています。dlocalの導入により、日本の企業は新興国からの売上機会を確実に捉えることが可能になりました。
この情勢を受けて、デジタルスタジオは2023年7月11日にオンラインセミナーを開催することを決定しました。
内容は次の通りです:
1. 新興国決済について
2. 決済費用について
3. 新興国のマーケティングについて
セミナー詳細
- - 日時: 2023年7月11日(火)13:00〜14:00
- - 対象者: 会社代表者、役員、事業開発担当者
- - 形式: オンライン (ZOOM)
- - 費用: 無料
- - 定員: 30名
講師は、株式会社デジタルスタジオの代表取締役社長、板橋憲生氏が務めます。越境ECの最前線での経験を元に、参加者に最新情報を提供します。
受講希望者は事前に申込が必要です。詳細は公式セミナーサイトをご確認ください。