発酵文化を広げる岸和田の挑戦。注目の発酵おばあちゃんが描く未来とは

発酵文化を広げる岸和田の挑戦

大阪府岸和田市といえば、せっかくの「だんじり祭り」が思い浮かぶ方も多いでしょう。しかし、今、この地域には新たな注目が集まっています。それは、岸和田の「発酵文化」。具体的には、発酵おばあちゃん起業家、北島さんが提唱する「岸和田発酵MODE」です。

「岸和田MODE」とは？

岸和田市が掲げる「岸和田MODE」は、地域の多面的な魅力を引き出し、岸和田らしさを強調するブランドメッセージです。それは、ただの観光地としての岸和田ではなく、さまざまな特徴や魅力を兼ね備えた地域としての姿を反映しています。ロゴマークにも表現されているように、岸和田は異なる側面がつながり合い、魅力的な街であることが示されています。

「岸和田発酵MODE」の誕生

北島さんは、岸和田市に拠点を置く泉州糀屋本家という会社の代表であり、ここで伝えたいのは発酵の持つ魅力です。自らの故郷である岸和田をもっと広めたいという熱い思いから、「岸和田発酵MODE」を打ち出しました。発酵という資源を通じて、地域を活性化し、多くの人にその魅力を伝えたいと考えています。

発酵の魅力

発酵食品は独自の微生物がもたらす様々な健康効果を備えています。生きた菌や死んだ菌が腸内環境を整え、免疫力を向上させるとされています。特に、発酵食品を食生活に取り入れることで、健康維持や病気予防に役立つことになります。これは日常の食卓に発酵の力をプラスすることができるという、非常に魅力的な提案です。

手作り醤油キットの誕生

北島さんは、地域の食文化をより多くの人に知ってもらうために、手軽に発酵食品を楽しむための料理教室も開催しています。加えて、今年からは家庭でも手軽に試せる手作り醤油キットの販売を開始しました。特に、小麦アレルギーの方でも安心して使えるグルテンフリーな製品となっています。

この手作り醤油キットは、特に小さなお子様と一緒に作ることができるため、食育にも最適です。料理を通じて食への関心を高め、自分の手で発酵食品を作る楽しさを体験できる機会を提供しています。

北島さんの挑戦

北島さんは今後、「糀で世界中の人をお腹の中から元気にする！」をテーマに、2024年8月にクラウドファンディングを実施する予定です。リターンには手作り醤油キットを含む多彩な特典が用意されています。この挑戦には多くの期待が寄せられており、料理教室に参加した生徒からも「ばぁばのものじゃないと食べたくない！」といった愛情あふれる声が寄せられています。