スポーツ業界のアップサイクル事業が環境省の推進事業に認定

バリュエンスジャパンの取り組み

バリュエンスジャパン株式会社がスポーツ・エンターテインメント業界におけるアップサイクル事業を展開し、環境省の「デコ活」推進事業に採択された件が注目を集めています。これにより、企業の環境への配慮がより一層求められる中、効果的なアプローチが実現されています。

アップサイクル事業の概要

このアップサイクル事業では、スポーツやエンタメ業界で使用済みとなったユニフォームやイベントの装飾品を再利用し、新たな商品へと生まれ変わらせる試みがなされています。毎年、多くのユニフォームや装飾品が製造される一方で、使用が終了した後の適切な再利用策が不十分であったため、資源の無駄遣いが課題とされていました。本事業はその解決を目指しており、消費者に新しいライフスタイルを提案することを目指しています。

さらに、スポーツチームやエンタメ団体との連携を強めることで、地域社会とのつながりを深めつつ、環境意識を高めていきます。このような取り組みを通じて、日常生活の中でもサステナブルなファッションを取り入れる機会を提供し、行動変容を促進することが狙いです。

環境省「デコ活」とは？

「デコ活」とは、2050年のカーボンニュートラルと2030年度の削減目標を見据えた、環境省が推進する国民運動です。この取り組みのもと、アップサイクル事業が補助金を受けながら実施されており、脱炭素に貢献する新たなライフスタイルの創出を目指しています。

具体的な活動内容

このアップサイクルプロジェクトは、全国の25競技、180以上のチームや団体と協力し、それぞれが用意したユニフォームや装飾品を重視しています。素材やデザインの特性を生かして、新たにバッグやアパレル商品へと再生されることで、唯一無二の商品の生産を目指します。また、環境負荷の削減効果を数値化し、持続可能な社会の構築に向けた具体的な指標を示すことにも力を入れています。

共同事業者

この事業には、いくつかの企業が共同で取り組んでおり、具体的には株式会社ConcePioneのブランド戦略・デザイン、エンドライン株式会社の装飾品製造・流通、そして株式会社ゼロックの環境負荷算定・環境情報開示が含まれています。これらの企業が連携することで、より効率的にアップサイクルを進められています。