昭和女子大学に新しい風が吹く
2025年4月、東京都世田谷区に位置する昭和女子大学において、新たに設置された国際学部国際日本学科がスタートします。この学部は、国際化が進む現代のニーズに応えるため、106名の新入生たちを迎え入れることになりました。
国際日本学科は、従来の国際学部を改組して新設されたもので、主に「ジャパンスタディーズ」「異文化理解」「観光・地域創生」に関連する専門教育を行います。この新しい学科において、学生たちは日本の文化や国際的な視点を学びながら、世界とつながる能力を養います。
特に注目すべきは、1988年に開校した「昭和ボストン」への留学プログラムがカリキュラムに組み込まれている点です。この留学プログラムでは、学生は留学前に英語や専門知識を学び、ボストンでは英語で専門的な内容を学びます。また、日本航空株式会社ボストン支店のスタッフとの交流や、ラグジュアリーホテルのバックヤード視察、ジャパンフェスティバルの企画運営など、実践的な経験を積む機会も多く設けられています。
国際日本学科に在籍する佐藤さんは、将来的に国際的に活躍する書家になることを目指しています。彼女は幼少期から書道に親しみ、その魅力を海外に伝えたいとの強い意志を持っており、国際日本学科との出会いは運命的なものであったと語ります。4年間の学びを通じて、日本の伝統文化である書の深い理解を得たいと考えている彼女の姿勢は、多くの学生に影響を与えていることでしょう。
また、国際日本学科の学科長である重松優教授は、新設に向けた多くの支援に感謝し、新入生の熱意を強く感じていると語ります。学生たちには語学力だけではなく、広い知識と実践的な能力を身に付け、社会の様々な課題に取り組む姿勢を育成していくことが求められています。
新しい国際日本学科は、ただ学問を学ぶ場ではなく、学生が自らの可能性を追求し、国際社会で活躍するためのスキルを養うことができる貴重なフィールドとなることでしょう。これからの取り組みに大いに期待が寄せられています。
さらに、昭和女子大学の公式サイトでは、新設された国際日本学科についての詳しい情報が掲載されています。進学を考えている学生にとって、明るい未来を切り開くための第一歩となることでしょう。
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