決済手続きを一新する次世代飲食業界向けサービス『qlub』が資金調達を完了

次世代決済システム『qlub』が資金調達を実施

次世代の飲食店決済サービス『qlub』が、約20億円の資金調達を完了しました。この革新的なサービスは、QRコードを利用したセルフ会計システムを提供しており、顧客はアプリのダウンロードやユーザー登録なしで、スマートフォンでQRコードをスキャンするだけで、わずか10秒で会計を済ませることができます。

シンプルな操作でスピーディーな会計

『qlub』は、クレジットカード、Apple Payなど、さまざまな電子決済に対応しており、複数人での割り勘や分割払いも可能です。今後は後払いサービスやポイント還元プログラムの導入も予定しており、顧客の利便性をさらに向上させる計画です。また、店舗にとっても、決済にかかる人件費を大幅に削減し、1つのテーブルでの滞在時間を平均16分短縮することにより回転率の向上が期待できます。

出資者からの高い評価

この資金調達には、ドイツのCherry VenturesやPoint Nine Capitalなどが参加し、約1,700万ドルの資金を集めました。これに関して、Cherry Venturesのフィリップ・デイムス氏は、オフライン決済の障害を解決するこの新しいシステムには大きなメリットがあると述べています。

経験豊富な創業チーム

『qlub』の創業メンバーには、世界中で数々の成功を収めた経営者がそろっています。彼らはLazadaやNamshiなどの企業設立に携わり、業界知識を豊富に持っています。また、今後さらにフードテック業界の専門家を迎え、飲食業界が抱える問題解決に努めるとのことです。

市場のニーズに応える

QlubのグローバルCEO、イアド・アルカサール氏は、過去20年間飲食業界の決済サービスは大きな変化がなかったとし、パンデミックを経てQRコード導入とキャッシュレス決済が広まったことを踏まえて、よりスムーズな決済が実現できると期待を寄せています。これにより、飲食店舗と利用者の双方にとって、会計のストレスを軽減することを目指しています。