ヒョンデのIONIQ 5 N TA Spec、筑波サーキットでのデビューに向けた挑戦

ヒョンデブランドの新たな挑戦

ヒョンデ高性能ブランド「N」が自社の電動スポーツカー、IONIQ 5 N TA Specで初めて「シバタイヤ presents Attack Tsukuba 2025」に挑戦することが発表されました。2025年2月15日、筑波サーキットコース2000にて開催される本イベントでは、IONIQ 5 N TA Specが「レーシングカー＆スリックタイヤクラス」にエントリーします。

このIONIQ 5 N TA Specは、車体やモーターを大きく変更することなく、量産モデルの優れた特性を引き出す設計が施されています。特に、モータースポーツに最適化されたブレーキやショックアブソーバーを装備し、タイムアタックのための空力性能・安全性を向上させています。

過去の実績

この車両は、2024年6月に開催されたパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムにおいて、エキシビション部門で驚異の9分30秒852を記録し、クラス優勝とともに電動改造車部門の新記録を打ち立てました。このような過去の実績から、ヒョンデはその性能を誇示する機会を「Attack筑波2025」で設けているのです。

目指すはEV最速記録

ヒョンデは、このイベントにおける目標として、2024年度のEV最速記録を更新することにしています。そのために、IONIQ 5 N TA Specを操るのは、数々のタイトルを有する谷口信輝氏です。彼は「Attack筑波」においても多数の歴代記録を持っているため、期待がかかります。

IONIQ 5 N TA Specの詳細

具体的には、IONIQ 5 N TA Specは最大出力を687PSに引き上げ、リアモーターの出力も37ps増強されています。また、タイムアタック準備のために、特別設計された18インチのヨコハマADVAN 005スリックタイヤやモータースポーツ仕様のブレーキが採用されています。

さらに、Recaro製のプロレーサーシートやSabelt製の6点式安全ハーネスが装備されており、ドライバーの安全性も高められています。

ヒョンデのビジョン

ヒョンデは1967年に設立され、世界中で事業を展開しています。企業のビジョン「Progress for Humanity」に基づき、持続可能な未来に向けた革新的なモビリティソリューションの提供を目指しています。特に水素燃料電池や電気自動車技術に力を入れ、ゼロエミッション車の導入に注力しています。

こうした挑戦を通じて、ヒョンデは業界の最前線を切り開く存在として競い続けています。今回の「Attack筑波2025」における挑戦にも、大きな期待が寄せられています。

詳細情報はヒョンデの公式サイトを参照してください。