渋谷の街がフォートナイトで変わる!
渋谷区は若者たちにとって、エネルギー溢れる街ですが、同時に迷惑行為も多発しています。路上飲酒やゴミのポイ捨ては、その代表的な問題です。そんな中、一般社団法人渋谷未来デザインが立ち上げた「渋谷グッドマナープロジェクト」が目を引きます。このプロジェクトは、社会課題をゲームを通じて啓発しようという試みで、「SHIBUYA Good Manner Challenge feat. Fortnite」という新たな企画を実施しました。
フォートナイトとマナーの組み合わせ
渋谷未来デザインは、トランスコスモス株式会社および株式会社EbuActionと手を組み、人気ゲームメタバース「Fortnite」を活用した「SHIBUYA CITY BOSS FIGHT」を展開。ゲームを通じて、若年層や訪日外国人に渋谷の社会マナー向上を図っています。この取り組みが公開されてからわずか4ヶ月で、総プレイ数は驚異の10.2万回に達し、関連するSNSでの再生回数は65万回を超えました。
企画の背景
渋谷における迷惑行為は大きな社会問題となっており、渋谷未来デザインはこれを解決すべく、多様なステークホルダーと連携してきました。具体的には、ゲームを通じた啓発活動やスポーツイベントでの体験企画、さらにはハッカソンを開催するなど、多角的な取り組みで街のマナー意識を高めようとしています。特に若年層をターゲットにした活動が評価されており、楽しみながら渋谷のマナーについて考える場を提供しています。
取り組みの成果
1.
プレイ数と世界への広がり
メインコンテンツは4.5万回プレイされ、累計プレイ時間は1.4万時間にのぼります。アメリカやヨーロッパのプレイヤーも多く参加し、グローバルな広がりを見せています。
2.
意識の変化
アンケート結果によると、プレイした若年層の43%が「ポイ捨てをしてはいけない」と感じたと答えています。このように、ゲーム体験が実際のマナー意識の向上に寄与していることが分かりました。
3.
YouTubeでの影響
人気インフルエンサーたちによる実況が行われ、YouTubeでの再生回数は累計65万PVを達成しました。これにより、より多くの人々にマナー改善への意識が広まっています。
4.
ハッカソンの成功
渋谷のゴミ問題に焦点を当てたハッカソンでは19作品が投稿され、5.7万回のプレイと1.9万時間のユーザー体験が生まれました。
参加したクリエイターの貢献
優秀作品には様々な賞が贈られました。大賞に輝いたのは「EcoWars in Shibuya」、他にも「CAR CRASH BATTLE ROYALE」や「シブクマ SHIBUKUMA」など、クリエイターたちが工夫した作品が続々と登場しました。
フォートナイトの魅力
『フォートナイト』は、全世界で500億以上のアカウントを持ち、独自の体験を創造できるプラットフォームとしても人気です。渋谷のマナー改善を図るこのプロジェクトは、そんなゲームの特性を最大限に活かした取り組みと言えるでしょう。
今後の展望
今後も渋谷未来デザインは、さらなる活動を展開し、さらなるマナー向上に取り組んでいく予定です。都市生活における課題をゲームの力で解決する、新たな試みが今後も期待されています。