エコなクリスマス!関西学院大学のSDGsプロジェクト
関西学院大学の国際学部で、持続可能な開発目標(SDGs)を意識したプロジェクトが進行中です。このプロジェクトは、学生とNPO法人エコロジーオンラインが手を組み、可搬型の太陽光発電装置「じぶん発電所」を製作し、クリスマスをエコフレンドリーに彩ります。
可搬型太陽光発電装置「じぶん発電所」
学生たちが共同で製作した「じぶん発電所」は、関西学院大学で12月10日から23日までの間、G号館エントランスに飾られるクリスマスオーナメントにLEDイルミネーションの電源として利用されます。この取り組みは、個人の力でエコなエネルギーを作り出し、CO2排出量を減少させることで環境保全に貢献することを目的としています。
SDGsプロジェクトの背景
このSDGsプロジェクトは、国際学部の授業「グローバルイッシューB」に所属する7名の学生によって実施されています。彼らは、環境問題の解決に向けての実践的な取り組みを行い、SDGsの目標達成に寄与することを目指しています。学生たちは、SDGs達成に向けた「今日からできるSDGs」ダイアリーの制作や、夜カフェの運営など、様々な活動を展開しています。
学生の意気込み
「じぶん発電所」の制作は、学生たちの実体験から生まれました。今年の夏、ある学生が自宅のエアコンが故障し、電力の重要性を痛感しました。その体験を元に、エネルギーのありがたみを広めたいとの願いがプロジェクトのスタートとなりました。
彼らは、「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」というSDGsの目標に沿って、可搬型太陽光発電システムの製作に取り組み、NPO法人エコロジーオンラインの協力を得て、実現に至りました。実際に、学生たちはエコロジーオンラインから招かれた講師のもと、専門的な知識を学びながら「じぶん発電所」を製作しました。
期待される成果
「じぶん発電所」は、太陽光パネルの交換やバッテリーの積み替えが容易にでき、コストも抑えられる点が特徴です。通常の市販品と比べ約半額で製作できるため、広く普及する可能性も大いにあります。設置された装置から得られる電力で点灯されるLEDイルミネーションは、クリスマスの雰囲気を彩ると共に、持続可能な社会の実現に向けた意識を高めるツールとしても機能します。
また、装置の周りには、電気の消費量やそのCO2換算量を示したポスターが掲示され、太陽光発電の重要性やエコフレンドリーなライフスタイルの普及を促進します。プロジェクトの目標として、約1kgのCO2削減を目指しています。
未来への影響
この取り組みは、学生たちの学びを深めるだけでなく、地域社会における環境意識向上にも寄与すると期待されています。エコなクリスマスを通じて、多くの人が持続可能な選択を考えるきっかけになることでしょう。関西学院大学の努力は、今後も続いていくことでしょう。彼らの行動が、次世代のSDGs達成に向けた希望となることを願っています。