東京大学発のAIスタートアップ2WINSが新たな高みへ、松尾研発スタートアップに認定

株式会社2WINSが東京大学「松尾研発スタートアップ®」に認定

東京都渋谷区に本社を置く株式会社2WINSが、東京大学が認定する「松尾研発スタートアップ®」に選ばれました。この認定は、AI技術を活用して企業の競争力を高めることを目指す同社にとって、さらなる飛躍を遂げる重要なステップとなります。特に、松尾研究室の研究成果やノウハウを活かした新たなエコシステムの構築に向けた意気込みが込められています。認定式は2025年3月18日、東京大学工学部の2号館で行われ、2WINSのメンバーは「黒色」のドレスコードで出席しました。

ドレスコードには意味が込められて

この黒色のドレスコードは、1981年にパリコレで発表された川久保玲と山本耀司によるコレクションに由来しています。当時、黒がタブー視されていた中での挑戦は「黒の衝撃」と称され、2WINSもこの精神を引き継いで、ビジネス界の固定観念を打破することを目指しました。式典の終わりには、2WINS代表取締役の小川椋徹氏が松尾教授に、2WINSが「松尾研発スタートアップ®」のブランドを強化すると宣言しました。

代表取締役Co-CEOのコメント

小川椋徹氏は、昨年シンガポールで松尾教授と初めて出会った経験が今の彼にとって重要であると語っています。2WINSは企業にもたらす「勝たせるAI」の提供を通じて社会に価値を生み出す決意を新たにしました。吉村良太氏も同様に、松尾研出身者との協力関係を通じて、さらなる成功への道を開くことに意義を感じていると述べました。

松尾研発スタートアップ®の意義

「松尾研発スタートアップ®」は、松尾研出身者が創業した企業や、支援を受けて設立された企業の中から、成長可能性が認められるものをセレクトしたものです。このプログラムの中で、2WINSは松尾研の理念に共感し、未来を見据えた後進の育成にも取り組む姿勢を示しています。

AIサポートの新時代を切り開く

2WINSは、東京大学大学院やインド工科大学の研究者を中心に形成されたAIスタートアップです。言語系AIや画像系AIに強みを持ち、企業の課題に対して深く理解した上での本質的なソリューションを提供しています。ただのAIベンダーではなく、課題解決の全過程を支援するビジネスパートナーとしての役割を果たすことがその特徴です。

今後、2WINSは松尾研の知見を活かしながら、新たなビジネスエコシステムの発展に貢献し続けます。最新のAI技術と実践的な解決力を組み合わせ、「勝たせるAI」を通じて企業の競争力を向上させることを目指しています。

従来の商習慣では通用しない新たなアプローチが求められる現代において、2WINSの挑戦は多くの企業にとっても期待が寄せられるでしょう。また、今後も比較的若い企業として、新たな価値を創造していくことが強く期待されています。新たなスタートアップとして、さらなる成長と発展が楽しみです。