アクゾノーベル、大阪・関西万博に参画
オランダの化学メーカー、アクゾノーベルが2025年に開催される大阪・関西万博のオランダパビリオンに参加することを発表しました。この参画は、持続可能な都市づくりやグリーンビルディングに関する同社の豊富な知見を活かし、持続可能な未来に向けたメッセージを発信することを目的としています。
パビリオンのテーマとデザイン
オランダパビリオンの出展テーマは「コモングラウンド(共創の礎)‐新たな幕開け」です。このテーマに基づき、循環型デザインを取り入れたパビリオンの中心に掲げられる球体は、持続可能なクリーンエネルギーと日の出を象徴しています。パビリオンは、未来に向けた知恵と技術の結晶として、多様な訪問者を迎え入れることを目指します。
マーク・カウパース氏(在大阪オランダ王国総領事)は、アクゾノーベルとの協業について「持続可能な未来に向けた共通のビジョンを持つことを嬉しく思います」と語っています。これは、両者が協力して新しい価値を創造することを促進する一環です。
日本の専門家チームとの協力
アクゾノーベルの日本オフィスは、世界中の経験豊富な建築家やデベロッパーとの密接な協力により、未来を見据えたサステナブルなデザインを実現するために、様々な塗料やコーティングの選定に取り組んでいます。この活動には、アクゾノーベルが誇る先進的な壁面仕上げや木材ケア、コイルコーティング、保護コーティングなどが含まれます。
アクゾノーベルの代表取締役であり、ウッドコーティング事業のグローバル・ディレクターであるカイ・ファン・アレム氏は、「この万博は、弊社の革新的な塗料やコーティング技術を広く紹介する絶好の機会です」と、期待の声を上げています。
大阪・関西万博の開催概要
日本で3回目となる2025年の日本国際博覧会は、2025年4月13日から10月13日まで、大阪・夢洲で開催される予定です。この万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、アジアを中心とした2,800万人の来場者が見込まれています。また、持続可能性や最新技術の紹介が重要なカギとなることでしょう。
アクゾノーベルの参画は、万博の目指す理念と合致しており、持続可能な未来に向けた重要な一歩となることが期待されています。これにより、訪問者たちが新しい価値観や技術に触れ、持続可能な社会の実現に向けた意識の変革を促すことを目指しています。