未来を切り拓く「エフェクチュエーション」勉強会が名古屋で開催

名古屋で開催の「エフェ会」第7回のご案内

名古屋市で定期的に開催されている「エフェ会」は、未来の人材に求められる意思決定や行動プロセス「エフェクチュエーション」を学ぶ有意義なイベントです。第7回目のテーマとして取り上げられるのは、注目の不動産ビジネス「さかさま不動産」です。この勉強会では、実践的な事例を通じて、エフェクチュエーションがどのように未来人材の育成に貢献するかを探求します。

未来人材ビジョンの概要

2022年5月、経済産業省が発表した「未来人材ビジョン」では、今後の日本社会における人材のあり方が明確に提示されました。特に、以下の4つの資質が重要視されています。

- ゼロからイチを生み出す能力：常識や前提にとらわれず、新たな価値を創造する力。
- 夢中を手放さない姿勢：一つのテーマに対して深く掘り下げる意欲。
- グローバルな意識：多様な社会課題に対する解決意欲。
- 協働の能力：他者との関係を重視し、多様性を受け入れる力。

エフェクチュエーションとは？

エフェクチュエーションは、2008年に米バージニア大学のサラス・サラスバシー教授によって提唱された理論で、成功した企業家に共通する意思決定プロセスを解明したものです。この理論は、起業家教育の現場で広く採用されていますが、スノーフレイク・コンサルティング合同会社では、未来人材の育成にも応用できると考えています。

勉強会で取り上げる「さかさま不動産」は、従来の不動産業界の常識を覆して成功した事例として注目されています。このビジネスの成功要因を運営会社である株式会社On-Coの代表・水谷岳史さんから伺い、「エフェクチュエーションの5大原則」との関係性に焦点を当てます。

さかさま不動産の成功要因

「さかさま不動産」は、空き家問題に挑む新たなビジネスモデルとして、多くの注目を集めています。水谷さんによると、この事業が成功している理由の一つに「許容可能な損失の原則」があるとのことです。この原則は、リスクを適切に管理し、失敗を恐れずに挑戦を続ける姿勢を促進します。

勉強会では、さかさま不動産がどのようにしてこの原則を実践し、新しい価値を生み出しているかを深掘りしていきます。さらに、講師として中島正博さんが登壇し、エフェクチュエーションの普及への思いを語ります。