新たなアートフォトの地平を目指す「icon CONTEMPORARY PHOTOGRAPHY 2023」展開催

アートフォトの未来を描く「icon CONTEMPORARY PHOTOGRAPHY 2023」展

日本のアートフォト界に一石を投じる展示が、2023年9月に東京・六本木で開催されます。「icon CONTEMPORARY PHOTOGRAPHY 2023」と名付けられた本展には、総勢50名の実力派フォトグラファーが出展予定です。この展覧会は、欧米やアジア地域におけるフォトグラファーの地位向上を受け、日本国内でも新たな潮流を生むことを目指しています。

現代アートにおけるフォトグラフィーの位置づけ

欧米では、写真家たちが商業ギャラリーに在籍し、個々の作品が高く評価されています。対照的に、日本ではまだまだ写真の芸術的価値が十分に認識されておらず、アーティストの地位も低下しています。この問題に立ち向かうべく、iconではコレクションの価値向上を目指し、アートフォト市場の活性化を進めています。アーティストとオーディエンスの間で相互に刺激し合う関係を築くことが、重要な課題です。

展覧会の詳細

本展覧会は、AXIS Galleryにて2023年9月15日から18日まで4日間にわたり開催されます。一般公開は9月15日から17日まで行われ、内覧会は特定の招待者のみに設けられた特別な機会として位置づけられています。入場料は前売りが1,200円、当日が1,500円。内覧会のチケットは3,000円で、限定的に販売されます。

参加アーティスト

出展作家には、池谷友秀、磯部昭子、上野王香など、各ジャンルで評価されている写真作家たちが名を連ねています。これにより、多角的な視点から現代写真の表現を楽しむことができるでしょう。

クラウドファンディングで支援を募る

本イベントの開催にあたり、特設サイトでクラウドファンディングが実施されています。集められた資金は会場費や印刷費、運営費などの必要経費に充てられます。アートフォトに対する理解を深め、市場を支援するために、ぜひ多くの方の協力を期待しています。

開催の背景

「icon」プロジェクトは、年々増加するアートフォトの需要に応えるべく、マーケット全体の意識を変革する取り組みを行っています。アーティストは美術的価値のある作品を創出し、それに見合った適正価格を設定する責任があります。同時に、オーディエンスも作品を所有する選択肢を考慮し、その価値を理解することが求められます。