Salesforceとデロイトの新たな取り組み
株式会社セールスフォース・ジャパンとデロイト トーマツ グループが、無償のデジタルトランスフォーメーション(DX)人材育成プログラム「Pathfinder」を新たにアップデートし、2025年度の受講者募集を開始しました。「Pathfinder」は2018年にアメリカで始まり、日本では2021年から実施されています。その内容が今回、AI時代に即したカリキュラムへと進化しました。
従来のプログラムの成果
これまでに、Pathfinderプログラムを受講した人数は累計で2,000名を超え、650名以上のSalesforce認定アドミニストレータ資格取得者を輩出。受講者はIT業界未経験の状態からでも、実際にキャリアチェンジを実現した事例が多く見られます。Salesforceのビジネスに必要なスキルを短期間で身につけられるところが、受講者から高く評価されています。
AI時代に即した新たなカリキュラム
第7期のカリキュラムでは、最新の技術であるAIエージェントや自律型AIの導入が予定されています。これにより、受講者はデジタル人材としての基礎スキルに加え、AI技術を活用した業務の進め方を理解し、実践する機会を得られます。AIツールの需要が増している中、双方の企業は新しい技術に対するトレーニングの重要性を認識し、プログラムを強化しています。
プログラムは、2025年6月23日からの開講を予定しており、申し込みは特設サイトで受け付けています。このプログラムは特に、AIやCRM、クラウド技術に興味があり、キャリアパスを模索している方にとって貴重な機会となるでしょう。
就職機会の拡充
また、Pathfinderプログラムは従来のSalesforceパートナー企業に限定せず、Salesforceを導入している企業との連携も強化される予定です。このことにより、より多くの受講者に就職のチャンスが提供され、幅広いキャリア形成が支援されます。
自律型AI育成のプロセス
プログラムは週10〜15時間、合計200時間をオンラインで学ぶ形式で進められます。受講者はSalesforce認定資格取得を目指すと同時に、AIに関連する基礎知識の習得や実践的な演習を通して、確かな技術とビジネススキルを身につけることが求められます。さらに、修了生はSalesforceエコシステムでの新たなキャリアに向けたプログラムに参加できる特典もあり、充実した学びが保証されています。
最後に
AI技術が社会各所で進化していく中、職場でもその導入が進んでいます。しかし、実際にその技術を活用できている人材はまだ不足しています。Pathfinderは、AIを活用したビジネススキルを持つ新たなデジタル人材を育成するための重要な取り組みとして、注目を集めています。これまでの実績を更に上回る成果を目指し、Salesforceとデロイトは引き続き次世代を見据えた教育プログラムを展開していくことでしょう。