食品残さ発電実証開始
2026-09-24 11:41:15

食品残さを利用した新しい発電システムの実証実験が始動

日本初の発電システム実証実験が始まる



大和ハウス工業株式会社は、2027年3月から食品残さ由来のバイオメタノールを利用した新たな発電システムの実証実験をスタートさせることを発表しました。このプロジェクトは、栃木県真岡市にある同社の二宮工場で製造したバイオメタノールを基に、2027年国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」での当社出展パビリオン「大和ハウスグループ エンドレスハートパーク」において利用されます。これは、食品残さからバイオガスを生成し、そこからバイオメタノールを合成して発電に活用するプロセスが、日本初となります。

環境への取り組み



大和ハウスグループは、「Challenge ZERO 2055」という環境長期ビジョンを掲げ、2055年までに環境負荷をゼロにすることを目指しています。このビジョンの中でも、特に「気候変動の緩和と適応」が重要なテーマとされており、温室効果ガスの削減を目指した取り組みが進められています。今回、食品残さを原料とするバイオメタノールを使った発電システムは、その一環として実施されるものです。

実験の具体的なプロセス



この実証実験では、栃木二宮工場内の社員食堂から排出される食品残さを原料として、バイオガスを生成します。その後、大阪大学の大久保敬教授との共同研究により開発された光酸化反応技術を用いて、バイオメタノールを合成します。この生成したバイオメタノールは、発電燃料として使用され、「大和ハウスグループ エンドレスハートパーク」の電力供給に役立てられます。実験を通じて、食品残さの活用による発電システムの安定性や運用上の課題を検証します。

具体的には、1日あたり約25kgの食品残さから、小型バイオガス化装置を用いて1日1~2㎥のバイオガスを生成し、さらにそのバイオガスからメタノールを58%含む水溶液(バイオメタノール水)を作成します。さらに、国内製造のバイオメタノールを調達し、システム全体の電力供給に役立てることで、化石燃料による発電と比較して約2.7トンのCO₂排出量削減を見込んでいます。

今後の展開



実証実験は2027年3月19日から9月26日まで行われ、場所は真岡市の二宮工場と展示会場です。文献や特許による調査に基づいて、バイオメタノールの合成量やメタンガスの変換効率、コスト、安全性、商用化に向けた法令適合性などが検証されます。この実験によって得られた成果は、同社の他の施設への導入を検討する際に役立てられる予定です。

まとめ



このプロジェクトは、食品の廃棄問題を解決するだけでなく、持続可能なエネルギー源を提供する重要な取り組みとなっています。大和ハウス工業の挑戦が、未来のエネルギー供給における新たな可能性を示すことに期待が高まります。


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会社情報

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