小田原市のEV事業
2019-10-21 13:00:50
小田原市でのEV活用による地域エネルギーマネジメントの新たな試み
小田原市でのEV活用による地域エネルギーマネジメントの新たな試み
2023年において、環境意識の高まりとともに、地域資源を活かしたエネルギーモデルの重要性が増しています。そんな中、小田原市は株式会社REXEVと湘南電力と提携し、電気自動車(EV)を利用した地域エネルギーマネジメント事業に取り組むことを決定しました。この新たなプロジェクトは、地域の持続可能な発展に寄与することを目的としています。
事業の背景と目的
このプロジェクトは、2019年に環境省が主導する「脱炭素イノベーションによる地域循環共生圏構築事業」に採択されたことから始まりました。小田原市が過去に導入してきた「小田原市再生可能エネルギーの利用等の促進に関する条例」に基づき、EVを「動く蓄電池」として活用し、地域のエネルギー自給率向上や災害対策の強化を目指しています。
具体的な取り組み
協定に基づき、三者それぞれの役割が明確に定められました。小田原市は事業推進のための連絡会議を設立し、取り組みの周知を進める役割を担います。一方、REXEVは市が指定する公共施設にEVと充電インフラを設置し、エネルギーマネジメントを実施します。湘南電力は再生可能エネルギーを基に、EVの充電電力を供給する役割を果たします。
地域のリーダーからのコメント
小田原市の加藤憲一市長はこの取り組みの重要性を強調し、「今回は地域のパートナーシップによる新しい施策が開始されます。持続可能な地域の構築に向けた重要な一歩である」と述べました。さらに、湘南電力の原正樹社長も「このプロジェクトを通じて脱炭素社会の実現を目指し、EV利用の促進に努めます」と期待を寄せました。
レクシブの渡部社長は、「地域を基盤とした新たなエネルギーモデルの構築を目指している。EVのバッテリーを防災やエネルギーマネジメントに活用することで、多くの地域課題に応えていきたい」と語りました。
今後の展望
今後、REXEVおよび湘南電力は2020年6月から、小田原エリアでの再生可エネルギー充電EVカーシェアリング事業を発足予定です。これにより、地域内のエネルギー資源をより効果的に活用し、持続可能な社会の実現に向けた一助を担っていくでしょう。
この取り組みは単にエネルギーの利活用に留まらず、地域全体の持続可能な発展に寄与することを目指しています。環境への配慮が高まる現在、このような取り組みが全国に広がれば、より多くの地域が新しいエネルギーの活用法を模索するきっかけとなるかもしれません。小田原市がその先駆けとなることを期待しましょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社REXEV
- 住所
- 東京都千代田区神田淡路町1丁目9-5天翔御茶ノ水ビル102号
- 電話番号
-
03-3525-8008