第28回大藪春彦賞受賞作が決定
作家・大藪春彦氏の業績を称える「大藪春彦賞」の受賞作が2026年1月23日に発表されました。今年の栄誉は伏尾美紀氏の『百年の時効』に贈られ、この作品が新進気鋭の作者による素晴らしい物語を引き継いだものであることが評価されました。
受賞の背景
今般の選考会は、東京・新橋の第一ホテル東京にて開かれ、大沢在昌、黒川博行、東山彰良という著名な作家・評論家たちが選考に関与しました。受賞作品の選定にあたっては、物語の質や作者の独自性などが厳しく評価される中で、伏尾氏の作品が特に際立っていたとのことです。
伏尾美紀氏のプロフィール
伏尾美紀氏は1967年生まれの58歳で、北海道札幌市を故郷とします。2021年に『北緯43度のコールドケース』で第67回江戸川乱歩賞を受賞し、文壇にデビューしました。その後も『数学の女王』『最悪の相棒』といった著作を発表し、注目を集めています。現在も札幌市に在住しながら、北海道の豊かな自然や文化に根ざした作品作りを続けています。
受賞の栄誉
受賞者には、大藪春彦賞選考委員会から賞状と顕彰牌が贈られるほか、後援を務める徳間書店からは副賞として300万円が授与されます。贈賞式は3月6日に東京都内で実施され、その席で昨年の第9回大藪春彦新人賞の贈賞式も行われる予定です。
新人賞の受賞者も発表
今年の新人賞には津村正俊氏の『幽霊を殴った男』と寺田勢司氏の『穴を穿つ』が選ばれました。さらに、映像化奨励賞として春名洋服氏の『潜水艦カブト』も高く評価され、こちらの受賞も注目されています。
今回の受賞作について
『百年の時効』は、伏尾氏の独特の作風が光る作品であり、過去と現在を織り交ぜながら深いテーマを探求しています。探偵小説の精神を受け継ぎつつ、現代の読み手にも響く物語を展開するその手法は、新たな時代の作家の登場を示唆するものです。この作品が今後、どのような影響を持ち、またどのように評価されていくのか、期待が高まります。
まとめ
大藪春彦賞の受賞が、伏尾美紀氏の今後の執筆活動にどのような影響を与えるのか、皆さまも今後の彼女の作品にぜひ注目していただきたいと思います。文学界が注目する中で、新たな時代の物語が生まれる瞬間を見逃さないでください。