Square ハンディの登場
電子決済サービスを展開する株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)が、Square株式会社の新決済端末「Square ハンディ」の国内製品化をサポートしました。この新端末は、2025年7月に日本市場で発売される予定です。TMNは、これまでに多くのSquareの決済端末の開発に携わってきており、今回もその実績を生かしてローカライズを実現しました。
新たな決済体験
Square ハンディは、テーブル会計やイベント会場など様々なシーンで活用できるポータブルな決済端末です。この端末により、電子マネー利用の拡大が期待されています。また、交通系ICを含む11ブランドの電子マネーが使えるようになり、利便性が飛躍的に向上しています。
TMNは、Squareの日本市場での成長を支えるため、電子マネーサービスの提供を開始しました。具体的には、TMNのゲートウェイサービスを通じて、各種電子マネーブランドに対応した決済環境が整備されています。国内で広く普及している電子マネーに関しては、各ブランドが定めた規格に適合する必要があり、そのための連携が不可欠です。
TMNの取り組み
TMNは、2020年からSquareの開発パートナーとして協力しており、これまでに5機種の決済端末を日本向けにローカライズしてきました。日本国内でのキャッシュレス化の需要を受けて、機器の多様化が求められる中、TMNは電子マネーサービスのパイオニアとしてその役割を果たしています。2024年の電子マネー決済金額は前年比で減少が見込まれるものの、TMNのセンターでの決済額は年率8%の増加を続けています。
特に、Square加盟店での電子マネー決済額が増加傾向にあることから、顧客の電子マネー利用ニーズが高いことが示されています。TMNは今後も、決済システムの向上を図りながら、Squareと連携し、利用者にとって便利なキャッシュレス社会を推進していく考えです。
SMBへの貢献
TMNは主に大規模事業者向けのサービスを展開している一方、Squareは中小企業向けに手軽にキャッシュレス決済を導入できるソリューションを提供しています。TMNはホワイトレーベルとしてSquareに電子マネーサービスを提供し、SMBの利便性向上に寄与しています。これにより、より多くのビジネスがキャッシュレス化を進め、顧客の利便性を高めることが期待されています。
まとめ
「Square ハンディ」は、電子マネーに対応した先進の決済端末であり、利用シーンが広がることでさらなる成長が予想されます。TMNの技術と経験を生かしたこの端末は、日本市場におけるキャッシュレス決済の未来を切り開く重要な役割を果たすことでしょう。今後の動向に注目です。