素朴屋株式会社、サステナブル建築の夢をドバイへ
はじめに
自然の理に学び、地元の風景をかたちづくる。山梨県北杜市に拠点を構える素朴屋株式会社は、伝統的な日本建築の技術をもって、ドバイへの進出を果たそうとしています。この新たな挑戦に向けて、同社は資金調達を本格的に開始しました。
プロジェクトの背景と展望
素朴屋は「木を活かす技術」や「地域に根ざした住文化」を大切にし、サステナブルな社会づくりに貢献することを目指しています。日本の伝統建築が持つ普遍的な価値を広めるため、同社は過去数年にわたり世界各国で展示会に参加し、現地市場のニーズを探求してきました。
特にドバイでは、2021年の「Paperworld Middle East」、2022年の「Dubai Wood Show」、2023年の「Big 5 Global」での出展を通じて、信頼関係を構築しました。これらの経験を基に、素朴屋はドバイを新たな拠点とし、ヨーロッパや南アジア、アフリカへの市場展開を計画しています。
資金調達の目的と連携のかたち
素朴屋が求める資金は、ドバイ進出に向けた事業資金です。その上で、様々な業界、法人や団体、さらには個人投資家との対話と連携を重視しています。具体的には以下のようなパートナーを募集しています:
- - 建築、不動産、空間デザイン業界
- - 環境・サステナビリティ関連企業
- - 文化、教育、ライフスタイル事業者
- - 新規事業や投資部門を持つ企業、財団
- - 個人投資家、共感投資家
このプロジェクトは単なる資金調達にとどまらず、志を共にする人々と共に長期的なビジネスと社会的価値を創出することを目指しています。
今後のスケジュール
今後の予定としては、2025年中にドバイ拠点の設立を目指し、文化や設計项目の立ち上げを行います。さらに、2026年からは現地建築モデルの施工と他国への展開を開始し、中長期的には欧州、アジア、アフリカとの多拠点での文化事業を展開する計画です。
代表者のコメント
代表取締役の今井久志は、25年前の思い出を語ります。「70歳を過ぎたおじいさんと二人三脚で山で枝打ちをしていた時、彼は何も言わずに淡々と作業を続けていました。私は彼についていくしかなかった。その作業のように、自分の信じる道を淡々と、黙々と進んでいくことが大切だと思っています。」と話します。
将来に向けたビジョン
素朴屋は、世界中に自然の理を持つ建築を広げることを目指しています。日本の建築技術をもとに、それぞれの地域で育まれた自然素材を活かし、国内外の多様なニーズに応じた新たな価値を創出する計画です。また、日本文化を未来へとつなぎ、地域に根ざした素材や建材の輸出事業を推進することで地域社会の持続可能性を高め、地方創生を図ります。
私たちは、正直に真っ直ぐに自然に対して敬意を表しながら、地域のアイデンティティを大切にした建築で、世界中に新たな暮らしの風景を生み出していく所存です。
会社情報
素朴屋株式会社
代表取締役 現在、プロジェクトチームは本社を山梨県北杜市に置き、東京、ベトナム・ハノイ、サイゴンにも拠点を持っています。詳細な情報や連絡先は、公式ウェブサイトをご参照ください。