網屋がハンモックと新たな連携を発表
最近、株式会社網屋(東京都中央区)と株式会社ハンモック(東京都新宿区)が提携し、網屋のSIEM製品「ALog」とハンモックのIT運用管理ソフト「AssetView」が連携したことが発表されました。この連携により、IT運用管理の領域において新たな可能性が広がります。
連携の背景と目的
現代の企業には、情報漏えいや内部不正といったリスクが常に付きまとっています。特に個人情報や機密データの管理は非常に重要であり、迅速なトラブルシューティングやデータ保護が求められています。新たに連携した「ALog」と「AssetView」は、このニーズに応えるソリューションです。
「AssetView」は個人情報の検索機能を備え、社内のPCやサーバーに保存されているデータを自動で調査します。この機能によって、情報資産の可視化が可能になり、企業は不正アクセスや情報漏えいのリスクを軽減できます。そして、「ALog」は集約したログデータを統合的に管理することで、異常事態を即座に検知し、対応策を提示します。
今まで以上に情報管理がシンプルになり、ユーザーにとって使いやすい環境が整うことが期待されています。
具体的な機能とメリット
「AssetView」には、個人/機密/特定個人情報の検索機能が搭載されており、ログデータは「ALog」に自動的に連携されます。このプロセスにより、情報漏えいのリスクを瞬時に把握し、社員の行動を正確に追跡することが可能となります。これにより、企業はデータ保護の遵守をより厳格に行えるようになります。
各種操作ログを追跡し、リアルタイムでアラートを出す「AssetView」の機能は、不正アクセスの早期発見に大いに役立ちます。また、改正された個人情報保護法に対する対策も強化され、法による要求を満たすことができるのです。
ALogの革新性
網屋の「ALog」は、独自のログ翻訳変換技術とAIを活用して、内部不正やサイバー攻撃を事前に察知することができます。これにより、数多くのITシステムから収集されたログデータを明確に分析し、企業が抱えるさまざまな課題解決に寄与します。実際に、国内外で6,000以上の導入実績があり、多くの企業から信頼を受けています。
従来のSIEM製品と比較しても、「ALog」は高いパフォーマンスを誇り、情報セキュリティ業界においてきわめて高い評価を得ています。特に、17年連続で国内市場のシェアNo.1という実績は、顧客にとっても大きな信頼につながる要因です。
網屋とハンモックのビジョン
網屋とハンモックは、それぞれの分野での知見を活かし、異なるソリューションを提供していますが、共通のビジョンが存在します。それは「安全な社会」を実現することです。両社が協力することで、より良いセキュリティ環境を提供し、企業が直面する情報漏えいのリスクを根本から解決することを目指しています。
今後、この連携によりさらなる発展が期待される中、企業はITの進化を通じて新たなセキュリティの形を模索することが求められています。情報漏えい対策は待ったなしの課題であり、精力的に取り組む企業にとっては勇気と希望をもたらす成果となるでしょう。
この新しい取り組みがどのように企業のIT環境を変えていくのか、今後も注目が集まります。