自然と共に生きる新たな試み、春風トレッキング
2025年4月26日、自然を愛する人々にとって、特別なイベントが大阪・妙見山で開催されます。この日、at FOREST株式会社が主催する「春風トレッキング」が行われ、参加者は山ガイドと共に美しい自然に囲まれながらトレッキングを楽しむことができます。このイベントは、献灯や茶屋跡の残る「上杉尾根コース」を踏破し、約8kmのコースを歩くことを予定しています。途中では、日本一美しい里山として名高い黒川地区や、大阪平野を一望できる絶景ポイントも訪れる予定です。
背景にある意義
日本社会では、多死社会の到来が現実のものとなりつつあります。国立社会保障・人口問題研究所によれば、2030年代には1日に約4,500人が亡くなる見込みで、身近な人との死別を経験することが避けられなくなるといいます。しかし、多くの人は「死」というテーマについて話し合うことを躊躇しているのが現状です。at FORESTはこのような風潮を変え、生命のサイクルを大切にし、自然の一部として死を捉えなおすことを目的として、今回のトレッキングイベントを企画しました。
このイベントは、循環葬「RETURN TO NATURE」の思想を広める機会でもあり、死に対する新たな価値観を提供します。死亡者のための場所としてだけでなく、生きた人々が自然を感じ、共に過ごせる場所としての「森」を再認識してもらえることを目指しています。
イベント詳細
開催日時: 2025年4月26日(土)10:00~15:30ごろ(約5.5時間)
ルート: 上杉尾根コース(往復 約8km)
集合場所: 能勢電鉄「妙見口」駅
参加費: 500円
定員: 15名(最少開催人数5名)
予約方法: Peatixにて申し込み可能(
こちらからアクセス)
参加にあたる注意事項
参加予定者は、トレッキングに適した靴や服装を整え、リュックを用意することが求められます。また、自由に昼食と飲み物を持参することを希望します。さらに、健康状態に不安がある方は参加を控えるように促されており、指示事項は必ず守っていただくようお願いしています。天候によってはコース変更や中止の可能性もあるため、参加者は事前に情報を確認することが大切です。
循環葬の新たな形
at FORESTが提唱する循環葬「RETURN TO NATURE」は、死亡者の記憶を森の中に残し、その一部として生き続けるという新しい葬送の形を意味します。墓標を作らず、土壌学の専門家の指導の下、放置された森を利用してご遺骨を埋葬します。この活動は、単なる葬儀の枠を超え、自然を次世代に残す取り組みとして評価されています。
at FOREST株式会社の紹介
at FOREST株式会社は、兵庫県神戸市に本社を構え、2022年に設立されました。自然資本の保全に加え、無縁墓に対処するための施策も積極的に推進しています。彼らは循環葬の提供だけでなく、自然の美しさを保存するための様々な活動を展開しています。皆さんもぜひ新たな視点で自然との共生を試みる機会に、この春風トレッキングに参加してみてはいかがでしょうか。
公式サイト:
at FOREST公式サイト