名古屋の福祉サービスの新たな展開
名古屋市を拠点に介護福祉事業を展開するガゼル株式会社が、2025年10月1日より一般社団法人地域福祉推進機構の「ばんびーの」ブランドの放課後等デイサービス事業を譲受します。これにより、ガゼル株式会社は高齢者介護から障がい者、さらには児童・発達支援へとサービスを拡大し、総合的な福祉ネットワークの強化を図ります。
譲受の背景
地域福祉推進機構は、東京の江戸川区で10年以上にわたる放課後等デイサービスの運営実績を持ち、地域に密着した支援を行ってきました。この法人は今後、障がい者事業を幅広く展開し、より安定した運営体制と高品質なサービス提供を目指す中で、経験豊富なガゼル株式会社への事業譲受を決定しました。
譲受の概要
譲受対象は地域福祉推進機構で、静岡県の放課後等デイサービス事業(3事業所)。主な事業所は以下の通りです:
- -ばんびーのふなぼり(放課後等デイサービス、児童デイサービス)
- -ばんびーのえすと(放課後等デイサービス)
- -ばんびーの(放課後等デイサービス)
譲受後、運営体制や雇用などは従来通り継続され、既存のサービスには変更がありません。
障がい福祉への取り組み
ガゼル株式会社は、高齢者福祉のみならず、障がい福祉関連でも多様な取り組みを展開しています。就労継続支援B型事業所「わーくdeみのりあ金山」を通じて、自分のペースでの職業技能を育成し、生活リズムや社会参加への支援を行っています。
さらに、障害者雇用促進のため、「有限責任事業組合アプリシエイツ」に参画し、自社でも障害者雇用を進めています。この取り組みは、厚生労働省の「もにす認定」にも評価されています。
子どもから高齢者までの支援体制
ガゼルグループにばんびーのが加わることで、子どもの成長から成人、高齢者に至るまでのライフステージを包括的に支援する体制が整います。この取り組みにより、切れ目のない支援を提供すべく力を入れています。
課題解決へのアプローチ
- - 発達特性を持つお子さまやご家族への支援:将来の自立や進路に関する不安を解消し、児童期から成人までの長期支援を提供します。
- - ダブルケア家庭の支援:高齢者介護と子どもの支援を同時に行う体制を整え、相談窓口の一本化で負担を軽減します。
- - 福祉人材の育成:介護、障がい、医療の各分野を横断するキャリアパスと学習機会を提供します。
代表者のコメント
ガゼルの代表は、ばんびーののスタッフを新たに仲間として迎え入れることで、全てのライフステージにおいて人々を支える体制がさらに充実したと述べています。今後も「インフライフパートナー」として、地域社会の安定に向けてさらなる努力を続けていく方針です。
企業概要
地域福祉推進機構
- - 本社:東京都江戸川区
- - 設立:2013年11月14日
- - 従業員数:27名(パート含む)
ガゼル株式会社
- - 所在地:名古屋市中区
- - 設立:2006年9月
- - 資本金:900万円
このように、名古屋のガゼル株式会社は、福祉サービスの領域を広げ、地域貢献と包括的なサービス提供を目指しています。