コクヨの新たな試み、ミュージック・カセットシリーズ『ORDINARY AUDIO』
コクヨ株式会社は、印刷とデザインの新しい価値を提案するためのプラットフォーム「COPY CORNER」から新たな音楽体験を発信します。このたび、ミュージック・カセットシリーズ『ORDINARY AUDIO』を2025年7月16日より発売開始することが発表されました。本プロジェクトは、アナログの魅力を再発見し、新たなクリエイティブな表現を音楽という形で提供することを目的としています。
COPY CORNERのコンセプト
「COPY CORNER」は、日常的な物品を新しい観点からリ・カバーすることをコンセプトとしており、クリエイティブな関心を抱く人々と、さまざまなアーティストやデザイナーとの橋渡しをする場として機能します。ここでは、印刷を媒介とした新しいデザインやアイデアが生まれ、日用品の価値が再定義されることを目指しています。2024年4月の開設以来、多くのプロダクトを展開し、人気を集めてきました。
カセットテープの再評価
昨今、カセットテープはオールドスタイルな音楽メディアとして注目を集めており、そのレトロな魅力が新たなトレンドを生んでいます。この新シリーズ『ORDINARY AUDIO』は、カセットテープを音楽の媒体として再解釈し、ライフスタイルに寄り添う形で発展させる試みです。このプロジェクトでは、異なる音楽のフィールドで活躍する5組のアーティストが選ばれ、それぞれが独自の音楽スタイルで作品を制作しました。
参加アーティストの紹介
- - 岡田拓郎: シンガーソングライターで、ソロ活動を行う一方、他のアーティストのプロデュースやライブにも参加。
- - in the blue shirt: サンプリングコラージュを用いた音楽を手がけるソロプロジェクト。
- - H. Takahashi: 作曲家兼建築家で、国内外で評価の高いアンビエント作品をリリース。
- - BROTHER SUN SISTER MOON: 自由な創造力を生かして、多様なサウンドを展開するバンド。
- - Summer Eye: ソロアーティストで、コラージュや様々な表現を通じて独自の音声世界を構築。
各アーティストの作品は、そのバックグラウンドに基づく実験的なアプローチが感じられ、リスナーにとって新たな音楽体験へと誘います。
パッケージデザイン
全タイトルは「COPY CORNER」にてリソグラフ印刷されたオリジナルデザインのペーパーボックスに収められ、アートディレクションは「YOHAK DESIGN STUDIO」の鳳崎優和氏が担当しました。カセットテープそのものも、アナログな風合いを大切にし、視覚的にも楽しめる見た目と品質に仕上げています。
リリースイベント情報
新作『ORDINARY AUDIO』の発売にあたり、リスニング&トークイベントが、東京・千駄ヶ谷の「THINK OF THINGS」で開催されます。このイベントでは、リリースに参加したアーティストがゲストスピーカーとして登場し、カセットテープの歴史やその魅力について語ります。また、作品のリスニングセッションも予定されています。
イベント詳細
- - 日時: 2025年7月21日(月・祝)17:00開場/17:30開演
- - 会場: THINK OF THINGS 1F
- - 参加費: 2,500円(税別・ドリンク別)
まとめ
コクヨの『ORDINARY AUDIO』は、ただの音楽メディアとしての枠を超えて、アーティストの表現の場としても機能する新たな挑戦です。アナログサウンドの暖かみと、現代のクリエイティブな文化が融合したこのシリーズに、ぜひ注目したいものです。