新型エンジン駆動超高圧水発生ポンプ「HI-JET 3000GT-R」の特長と魅力

新型エンジン駆動超高圧水発生ポンプユニット「HI-JET 3000GT-R」

株式会社スギノマシンが2024年9月に発売予定の新型エンジン駆動式超高圧水発生ポンプユニット「HI-JET 3000GT-R」。この機械は、老朽化したインフラの修復や建築現場での作業において、安全かつ効率的に利用されることを目指しています。このポンプは、特にコンクリート構造物のはつりや表面処理、また厄介な石綿を含む塗装の除去にも適しています。

開発背景

ウォータージェット工法は、劣化した部分だけを取り除くことができるため、周囲に影響を及ぼさず、粉塵の発生を抑える利点があります。これは、現代の建設業界で非常に重要な要素です。スギノマシンは、2014年に「HI-JET 3000GT」を市場に投入し、以来多くの現場で使用されてきました。そのニーズの拡大に伴い、心機一転し、フルモデルチェンジを果たしたのが新型「HI-JET 3000GT-R」です。

特徴

1. カバー構造の革新
新型では、折りたたみ式のガルウイングカバーが採用されています。これにより、狭いスペースでも完全に開放でき、内部へのアクセスが容易になりました。メンテナンス時にかかる手間を大幅に軽減します。

2. コンパクトパフォーマンス
従来機種に比べて、名の通り全長が約400mm短縮され、トラックへの積載時のスペースを効率的に活用できます。これにより、移動時の利便性が向上しました。

3. 操作性の向上
今回は、より大きなタッチパネル式カラーディスプレイが採用されています。これにより直感的な操作が可能になり、視認性も格段に向上しています。また、専用のタブレットを使用することで、遠隔操作や状態監視も実現します。

4. クリーンエンジン搭載
「HI-JET 3000GT-R」には、最新の欧州排気ガス規制（EU Stage V）に準拠したエンジンが搭載されています。これにより、環境への配慮も施され、持続可能な作業を行うことができます。