大人の学び川柳コンテストが新たな学びの場を創出

大人の学びを楽しむ「川柳コンテスト」の開催

近年、大学や専門学校による公開講座が急増しています。これに伴い、ビジネスや語学スキルの向上を目指す現役世代や、趣味や教養を深めたいシニア層など、さまざまな受講生が参加しています。文部科学省による調査では、平成23年度の受講者数が約117万人にのぼることが示されています。さらに高齢化社会が進む中で、大学の知識を地域の人々と共有し、交流の場を提供することが求められています。この潮流の中で、大学の公開講座はますます重要な役割を果たすことが期待されています。

この度、名古屋など全国31校が共同で、「大人の学び川柳コンテスト」を開催することになりました。これは、公開講座の受講体験を川柳という形で表現してもらうという新しい試みです。

コンテストの概要

このコンテストでは、公開講座の受講者に、そこで得た体験や思いを5・7・5の形で詠んでいただきます。学びの楽しさや、先生や仲間との交流、地域活動の魅力を詠むことで、未体験者にもその魅力を伝えようとしています。優秀な作品は、今後の公開講座の普及やPR活動に取り入れられる予定です。

このコンテストは、地域と大学が協力して展開する公共的なイベントであり、全国規模での開催は初の試みとなります。参加者には、ただ単に川柳を作成してもらうだけでなく、それを通じて地域とのつながりや新たな学びの機会を享受してもらいたいと考えています。

今後は第2回以降に、参画大学名を冠した特別賞を設ける予定です。これは大学と地域企業、さらには地方創生を図る特色ある商品を提供することを目的としています。

募集要項

応募方法は、特設ページを介する方法やFAXによる申請が可能です。受付期間は2014年4月1日から5月15日まで、当選者の発表は同年5月下旬に行われる予定です。最優秀賞には商品券1万円分が贈られ、入賞者25名には商品券2千円が提供されます。

セカンドアカデミー株式会社の役割

このコンテストは、株式会社セカンドアカデミーが手がける全国最大級の大学公開講座情報ポータルサイト「セカンドアカデミー」の運営の一環として行われます。企業の代表である佐々木偉彰さんも、地域に根ざした教育活動の重要性を強調しています。

セカンドアカデミーは2004年に設立され、公開講座の企画・運営を通じて、大学と地域社会の連携を図る重要な役割を果たしています。今後も、このようなイベントを通じて、大人の学びの場を広げていくことが期待されます。

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