日本の食材を活かした新進気鋭のピザ店が渋谷に登場

渋谷に新たなピザ文化を発信する『CielPizza』

2024年7月25日、文化の中心地・渋谷にオープンした『CielPizza（シエルピザ）』。
このピザ店は、6年連続でミシュラン東京ガイド1ツ星を獲得しているフレンチレストラン「LATURE」の運営によるもので、代表の室田拓人氏が手掛けています。日本の食材を厳選し、独自の技術で生み出されたこのピザは、日本ならではの風味を楽しむことができます。

日本独自の食材を使用した新しいピザ

『CielPizza』が提供するピザは、本場ナポリのものとは一線を画し、日本の風土や技法を活かして作られた新しいスタイルのピザです。特に注目すべきは、米粉を使用した生地。この米粉は熊本県産で、日本人が古来から親しんできた米の食文化を反映しています。米粉の生地は冷めても美味しく、香りや風味が豊かです。

トッピングには日本を代表するチーズ職人・柴田千代氏が制作したクラフトチーズを使用。さらには「奇跡のトマト」と称されるオスミックトマトを利用したマルゲリータなど、地元千葉の新鮮な野菜を使用したメニューが豊富です。自社農園で収穫された野菜も取り入れ、地域に密着した食材選びにこだわっています。

サステナブルな取り組み

『CielPizza』では、サステナブルな飲食店を目指す取り組みも行っています。フレンチレストラン「LATURE」で培った経験を活かし、地元の害獣を利用したジビエメニューや、市場には出回らない形の悪い野菜を使用することで、フードロスの削減に努めています。自然への感謝とともに、最高の食材を生かして料理を提供する姿勢が評価されることでしょう。

料理への思い

室田氏は「料理には人を幸せにする力があります」と語ります。ピザという料理は家族と共に囲んで食べることに対する思い出があり、そのワクワク感を追求したいとしています。また、長い歴史を経てアップデートされた料理の技法と、フレンチの技術を融合させることで、日本独自の魅力ある料理を展開する意欲を見せています。