現場DXサービス『KANNA』
2025-09-04 09:23:43

AGCテクノグラスが導入した現場DXサービス『KANNA』の効果と影響

AGCテクノグラスと現場DXサービス『KANNA』の導入



AGCテクノグラス株式会社は、特殊ガラスの製造・開発を行う企業で、日本初の民間ガラス製造会社として140年以上の歴史を持つ。この度、株式会社アルダグラムが提供する現場DXサービス『KANNA』を導入したことを発表した。この導入によって、AGCテクノグラスは業務の効率化とペーパーレス化を実現することに成功した。

『KANNA』は、ノンデスクワークの現場における生産性向上を目指すサービスであり、今回の導入はその先駆け的な取り組みとなった。

導入の背景と課題



AGCテクノグラスの設備技術部・施設グループでは、東京ドーム約5個分に相当する広大な敷地内で、年間に最大700件の工事を管理している。この背景には、協力会社から受け取る工事書類が全て紙で運用されているという課題があった。膨大な紙のファイル管理や保管があまりにも多く、手間がかかっていたため、業務の非効率が浮き彫りとなっていた。また、サーバー上での図面や写真の保管方法も担当者ごとに異なり、ルールの不徹底により情報の属人化が進んでいた。さらに、Excelを使用した予実管理の作業も繁雑であることが明らかとなっていた。

これらの課題を解決し、2024年の目標である「工事書類の完全電子化」を実現しようとする中で、『KANNA』の導入が決定された。

KANNAの特徴と導入効果



『KANNA』は、使い慣れたExcelシートをそのままデジタル化できる「KANNAレポート」を提供しており、手書きサインにも対応できる機能が特徴です。これにより、協力会社も使いやすく、スムーズに業務が進められると判断された。

導入後、施設グループの工事の約80%がペーパーレス化され、管理業務の工数は従来に比べて9割も削減された。これにより、情報共有のための月例会議の時間も大幅に短縮され、担当者がより付加価値の高い業務に集中できるようになった。

また、実際に『KANNA』を利用した担当者からは、「作業が楽になり、報告書の提出までの時間が短縮した」との声が寄せらえている。

AGCテクノグラスのコメント



AGCテクノグラスの設備技術部施設グループの森下賢悟氏は次のようにコメントしている。

「KANNAの導入によって、長年の課題であった紙の書類管理から解放され、業務が圧倒的に楽になりました。協力会社からも『すごく楽になった』と好評です。使い慣れたExcelの様式をそのまま使えるKANNAレポートのおかげで、新しいツールへの抵抗感があった方でもスムーズに移行できています。」


今後、同社は「楽で・漏れなし・スマート工事」というスローガンのもと、他部門への展開を進めることで、全社的な生産性向上に寄与することを目指している。

まとめ



『KANNA』の導入は、AGCテクノグラスにとって非常に有利な環境を生み出す一助となり、業務の効率化とペーパーレスの推進を実現した。今後も、このようなDXサービスはさまざまな業界で必要とされることだろう。変化の時代において、デジタル化を推進する企業の姿勢が、求められています。


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会社情報

会社名
株式会社アルダグラム
住所
東京都港区虎ノ門2-2-1住友不動産虎ノ門タワー 26階
電話番号
03-6228-1855

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