株式会社ONODERA USER RUNの新たなステップ
株式会社ONODERA USER RUN(通称OUR)は、特定技能2号を持つ外国人に向けた無償教育プログラムの拡充を発表しました。この取り組みは、特定技能人材の育成が急務とされる日本の産業界において、重要な意義を持つものです。
特定技能2号の背景と現状
特定技能制度は、国内の労働力不足に対処するために2019年に導入され、外国人労働者の受け入れを容易にするために様々な在留資格が設けられています。特に特定技能2号は、その特権として在留期間に制限がなく、長期間日本で働くことが可能です。現在、特定技能1号は約25万人が在留しており、特定技能2号については約150人が日本で働いています。これから多くの人材が1号から2号へと移行してくることが期待されています。
OURの取り組みと成果
OURでは、特定技能人材の育成を目的に海外のアカデミーで教育を受けた人材が、日本での就労を開始しました。その結果、2024年10月31日までに日本で働く特定技能人材の数は約4,100名に達しています。また、今後5年目を迎える人材が増えることが見込まれており、彼らのさらなる成長をサポートするために必要な教育が重要視されています。
新たな学習ポータルサイトの開設
OURは、特定技能人材のためにオリジナル教材を活用した学習ポータルサイト「OUR College」を立ち上げました。このサイトでは、介護、日本語、宿泊などの分野に関する教材が提供されており、特に介護人材は介護福祉士の資格取得を目指して積極的に学習を進めています。
さらに、特定技能2号を目指す外食分野の人材向けに新たな教育コンテンツも追加し、より多くの外国人が2号資格を取得しやすい環境を整えました。
介護福祉士取得に向けたサポート
OURでは、介護福祉士の資格を取得希望する介護人材に向けて、2025年2月から無料の特別講座をオンラインで開催します。この講座では、25年以上の経験を持つ職員が講師となり、学習を手厚くサポートする予定です。このようなプログラムを通じて、OURは日本での就労機会の拡充と特定技能人材の能力向上に貢献していきます。
今後の展望
ONODERA USER RUNは、特定技能2号の在留資格取得を希望する人材への支援を行うため、今後も教育コンテンツの拡充を続けていく方針です。グローバル化が進む中で、多様な国籍を持つ人材が日本の社会に貢献できるよう、OURはさらに力を入れていく所存です。国内の人手不足に対する解決策として、特定技能制度の活用がますます重要になってくるでしょう。
会社概要
株式会社ONODERA USER RUNは、特定技能人材の教育と転職支援を手掛ける、法務省認定の登録支援機関です。本社は東京都千代田区にあり、アジア各国からの人材を対象にした教育プログラムを展開しています。将来的には、さらに多くの人材を育成し、産業界へ供給することを目指しています。