日本初の母子ケア支援団体の設立
東京都江東区にて、「一般社団法人 日本チャイルドアンドマザーケア協会」が設立されました。この団体は、母子の健康維持・増進を支援するためのエビデンスに基づいた知識やケアインストラクターの育成に取り組むことを目的としています。
設立の背景
妊産婦や乳幼児とその家族が健康を維持するためには、適切なセルフケアが必要です。特に、エビデンスに基づく正しいケア方法を医療従事者が伝えることが、より良い生活の質(QOL)向上につながります。そこで設立されたのがこの協会です。看護職者や助産師は、妊産婦やその家族の健康を支える重要な役割を担っています。
具体的な活動
協会では、看護職者を対象に、日常生活のケアに関する最新の知識を提供します。また、ケアインストラクターの育成も目指しており、これにより医療従事者がエビデンスに基づいた知識を持ち、妊産婦やその家族に適切なアドバイスを行えるようにします。周囲の人々が適切なケアを行うことで、母子の健康が促進されることを期待しています。
現状の課題
医師を対象とした学会で提供される最新の情報は、各科の専門医から得られますが、実際に母子に密接に関わる助産師や看護師にまで知識が伝わりきっていない場合が多いです。そのため、この協会は小児科や産科など、各専門医の指導のもと、医療従事者への知識の普及を図ることで、より多くの母子に正しいヘルスケア方法が行き渡ることを目指します。
日本チャイルドアンドマザーケア協会の概要
代表理事: 島田 真理恵
副理事: 布施 明美
常任理事・事務局長: 小松 令以子
事務局所在地: 東京都江東区北砂三丁目4番27号(株式会社ナチュラルサイエンス内)
公式ウェブサイト:
日本チャイルドアンドマザーケア協会
この協会の設立は、今後の母子ケアの重要性を再認識させるきっかけとなるでしょう。母子の健康を守るため、エビデンスに基づいた知識の普及がますます求められる時代になると言えます。