新刊「食料安全保障と農政改革」について
2023年4月25日、期待の新刊『食料安全保障と農政改革~まともな農水省OBの農政解読』が日本農業新聞から刊行されました。本書は、著者である荒川隆氏が、日本の農業と農政にまつわる重要なテーマを中心にまとめたものです。
農政コラムの集大成
この本は、日本農業新聞で好評連載中の農政コラム「農政岡目八目」を基にしており、農政に対する豊富な知識と実体験が盛り込まれています。発売日を前にして重版が決定し、その注目度の高さが伺えます。
直面する農業の課題
現在、国民の関心は高まり続けています。特に昨年秋からの“令和の米騒動”を契機に、食品価格の高騰や農業政策の必要性が一層強調されています。国際的な政治状況や気候変動により、日本の農業はこれまでにない挑戦に直面しています。2024年には25年ぶりに「食料・農業・農村基本法」が改正されるため、農政の大転換の時期を迎えています。
本書の内容
本書では、荒川氏が当事者として関与してきた農政の流れを分かりやすく解説しています。以下の章立てで構成されています。
- - 第1章:食料・農業・農村の今ー大いなる誤解を解くために
- - 第2章:農業・農村政策の基本
- - 第3章:規制改革と「奇妙な農政改革」の失敗
- - 第4章:食料安全保障の確立と基本法改正の道のり
- - 第5章:物価高騰と適正な価格形成
- - 第6章:いつも多難な米政策
- - 第7章:霞が関岡目八目
- - 第8章:食料安全保障と農政
- - 第9章:適正な価格形成をめぐる課題と展開方向について
- - 第10章:農林水産省の組織再編について
このように、各章は日本の農業政策のさまざまな側面を掘り下げており、読者は農政の現状をより深く理解することができます。さらに、著者が時事通信「Agri〇」に連載した記事も加筆・修正されて収録されています。
改正法の詳細も解説
本書では、改正「食料・農業・農村基本法」についても詳しく解説されており、読者は日本の農業政策の未来を見据える手助けとなるでしょう。
まとめ
新刊『食料安全保障と農政改革』は、日本の農業の現状と未来を考えるうえで必見の一冊です。日本農業新聞が提供するこの本は、これからの農政に関心を持つすべての人々にとって、役立つ情報が満載です。
書籍の詳細とご購入はこちら
- - 書名:『食料安全保障と農政改革』
- - 著者:荒川隆
- - 価格:2200円(税込み)
- - ページ数:292ページ
- - ISBN:978‐4‐910318‐15‐8
- - 発売日:令和7年4月25日
この本を手に取ることで、農業政策の実情や未来の展望に触れ、より深い理解を得る事ができるでしょう。