新しい生活様式を反映した展覧会が表参道に登場
2021年9月23日から27日までの間、東京・表参道にて「CCLab Exhibition 2021 Alternative Dimension」が開催されます。この展覧会は、慶應義塾大学SFCの徳井直生研究室、通称CCLabが主催し、コロナ禍における新たな創作の形を紹介するものです。
1. AIと人間の関係性の探求
CCLabでは、「オルタナティブな知性」としてのAIがどのように人間の創造性や社会に影響を与えるかを探求しています。この研究は、2019年に始まったものですが、2020年からの新型コロナウイルスの影響によって、私たちの生活スタイルは大きく変わりました。従来のコミュニケーションの価値が問われる中、多くの人々が自己の存在意義や幸福の源について再考せざるを得なくなりました。
新たな生活様式を通じて生まれた作品群は、従来の枠にとらわれない独創的な表現を試みています。展示される作品には、AIとの共創によるアートが含まれ、観客はテクノロジーがもたらす新しい可能性を感じ取ることができます。
2. 展示される作品とアーティスト
展覧会に参加するアーティストたちの作品は、それぞれ異なるアプローチでAIと人間の新たな関係性を模索しています。たとえば、[Variable Flavor Remix]を手掛ける小原開、長谷川遼、西門亮は、味覚を視覚化する実験的なプロジェクトを展開しています。また、[Virtual Presence]を制作した真鍋創人と山口高幸は、仮想と現実を融合させた新たな体験を提供します。
これらの作品に共通するテーマは「共創」です。AIが人間の創造性とどのように協働できるか、そしてその結果としてどのような物語が紡がれていくのかが問われています。
3. 会場と開催情報
展覧会の会場は、TIERS GALLERYです。東京都渋谷区神宮前でアクセスも良好。入場は無料で、事前予約も不要なので、気軽に訪れることができます。開場時間は11:00から20:00まで、ゆっくり鑑賞できるのが魅力です。
4. 未来を見据えた創作
「Alternative Dimension」展は、ただのアート展示ではなく、テクノロジーと人間の新しい関係性を映し出す重要な機会です。AIによる創作がどのように私たちの未来を形作るのか、その一端を直接体験できる貴重な機会です。コロナ禍を経て、私たちがどのように再生し、新たな価値観を探求していくのかが、この展覧会の核心です。
是非、表参道での展示を訪れ、一緒に考えてみてはいかがでしょうか。新しい時代の創造性についての洞察が得られることでしょう。