日本のオンライン生放送サービスにおいて、大きな進展が見られました。これまで、JASRAC等の著作権団体と契約し、楽曲演奏に関する利用が行われていましたが、レコード会社が権利を持つCD音源を直接使用したいというニーズは高まり続けていました。そんな中、eContentが生み出した新たな仕組みが注目されています。
新たなオプションサービスの概要
eContentは、日本レコード協会をはじめ、各レコード会社と連携し、オンライン生放送中にCD音源を利用できるオプションサービスをスタートしました。このサービスにより、配信者は楽曲利用料をeContentに支払うことで、自身の生配信にCD音源を使用することができるようになります。これにより、アーティストや配信者は、より多様な音楽コンテンツを視聴者に提供できる環境が整いました。
エルマークによる安心感
さらに、この新しいサービスを利用している配信には、視聴者がどの楽曲が正規に使用されているかを確認できる「エルマーク」が表示されます。これにより、視聴者は安心してコンテンツを楽しむことができ、合法的に提供されていることが明確化されます。
コロナ禍における新たな可能性
特に、コロナウイルス感染症の影響で、大規模なイベントの実施が難しくなっている現状において、このオプションは新たな解決策と言えるでしょう。例えば、CD楽曲を用いたステージイベントの生配信やCDDJライブなど、これまで実現が難しかったオンライン生配信への道が開けました。これによって、アーティストやクリエイターは新たな収益機会を得ることができるかもしれません。
eContentの使命
eContentは、今後もコンテンツの合法的利用を推進し、アーティストやクリエイターへの還元を追求していく方針です。合法的かつ高品質な音楽配信を実現するため、引き続き様々な取り組みを行っていくことでしょう。音楽に対する情熱と技術、そして権利の確保をすべて兼ね備えた、その姿勢には期待が寄せられます。音楽業界における新しい時代の幕開けとなることを願ってやみません。
詳しくは、
eContent公式サイトをご覧ください。