DX特化型スタートアップスタジオが建材業界に変革をもたらす

スタートアップスタジオ「BLUEPRINT」の新たな挑戦

最近、DX特化のスタートアップスタジオ「BLUEPRINT」が建材業界に特化した新会社「Archi Village」を設立しました。これにより、営業パーソンの負担を大きく軽減するサービス「建材サーチ」が正式に稼働します。これは、建材情報の検索にかかる膨大な時間を減らし、業務効率の向上を目指すものです。

建材メーカーの現状

建材業界において、営業パーソンは様々な課題に直面しています。外出時に商品情報の検索が難しく、さらに商品仕様や図面、施工説明書に関する情報収集に時間を取られることが多いのです。また、顧客からの問い合わせに応じるために、半日近くを費やしてしまうこともあります。結果、提案営業に充てられる時間が不足し、売上向上が難しくなっていました。

このような課題を受けて、Archi Villageは「建材サーチ」サービスを開発しました。これにより、問い合わせ対応の時間を1日あたり2時間削減することを目指しています。また、将来的には代理店や工務店まで利用できるサービスへと成長させ、建材業界全体に寄与することを計画しています。

建材サーチの利点

「建材サーチ」を利用することで、営業パーソンは多くのメリットを享受できます。その一つが、問い合わせの対応時間を50%削減できる点です。従来のPDFカタログと比べて、高い検索性を活かし、必要な情報を瞬時に得ることが可能です。

さらに、カタログ印刷のコストも30%削減できるため、資源を効率的に使用することができます。営業時にカタログを持ち運ぶ必要がなく、パソコンやスマートフォンで即座に顧客への提案ができるようになります。

そして、代理店や工務店とのやり取りがスムーズになります。「建材サーチ」にはお気に入り機能や提案書作成機能が搭載されており、従来のメールやFAXによる手間が大幅に軽減されます。

Archi Village 代表取締役社長のコメント

Archi Villageの代表取締役社長である安田光希氏は、「建材業界では膨大な商材を管理するため、多くの工数がかかります。営業パーソンが本来フォーカスすべき売上に繋がる時間を確保できないという課題を抱えています。」と述べ、さらに「建材サーチを活用することで、新商品の紹介に割ける時間が創出され、効率的な営業体制の実現が可能になる」との展望を示しました。

BLUEPRINTの理念

「BLUEPRINT」は、創業者が新たに設立したスタートアップスタジオであり、様々な業界の課題に対してVertical SaaSを展開し続けることに注力しています。このスタジオは、最終的には株式の売却やIPOを通じて経営権を移管し、種々の利益を基に新たな事業創出に取り組むことを目指しています。

このように、Archi Villageの設立は建材業界にとって、業務効率を向上させ、新たなビジネスチャンスを生み出す重要なステップとなるでしょう。今後の展開が楽しみです。