HYPER JAPAN Christmas Market 2015が大盛況
2015年11月、ロンドンのTobacco Dockで開催された「HYPER JAPAN Christmas Market 2015」。この日本文化イベントは、5万人以上の来場者を記録し、音楽や食、ファッション、アニメそして伝統工芸など、さまざまな日本文化の色を披露しました。
多彩な日本食体験
イベントの目玉は、日本食。特に注目されたのがEAT-JAPAN Sake Cocktail Awards 2015。初めて開催されたこのコンペティションでは、9人のロンドンのミクソロジストが日本酒を使ったオリジナルカクテルを提供し、一般来場者が投票で最も美味しい作品を選びました。受賞者にはEnrique GomezやMarco Rosina、Phil Dochertyの3人が名を連ね、新しい日本酒の楽しみ方を提案しました。
また、EAT-JAPAN Sushi Awards 2015では、GenjiのHenryanto Aloysius氏が「The Spicy Crunch」で見事受賞。エビの天ぷらとキヌアの融合は、イギリスの日本食シーンに新鮮な風をもたらしました。他にも、ラーメンの名店一風堂が参加し、湯切りデモやレクチャーを行うなど、会場全体が日本食で盛り上がりました。
会場のフードコートでは、たこ焼きやお好み焼き、さらにふりかけ付きフライドポテトなど、多様な日本食を楽しめる屋台が立ち並び、訪れた人々を惹きつけました。日本のストリートフードから現代的な解釈の日本食まで、多様性あふれるメニューが揃いました。
日本のギフトと伝統文化
HYPER JAPANでは、日本のギフトや伝統工芸品の出展もありました。特に注目されたのが東急ハンズとのコラボレーションによる「TOKYU HANDS X HYPER JAPAN Gift Collection」。フィギュアや便利商品など、ユニークな日本製品が30点以上販売され、来場者は日本のものづくりを体験しました。
イオンも自社ブランドのランドセルをヨーロッパで初めて販売し、たちまち在庫が売り切れるなどの人気を博しました。その他、浅草のとんぼ玉や奈良の市松人形、熊本の肥後象嵌など、各地の伝統工芸品も多数展示されました。
ワークショップでは、浮世絵とゲームキャラクターを融合させた版画制作に参加でき、折り紙を使ったギフトラッピングやこけしの絵付け講座も実施され、来場者は日本の伝統文化に触れる貴重な機会を得ました。
音楽とパフォーマンス
会場内の音楽ステージ「Live.Japan」では、Lady Babyが熱狂的なパフォーマンスを披露し、ファッションショーも行われました。白塗りアーティストMINORIの創造的な衣装や、カナダ人落語家のユーモア溢れるステージなど、多彩なプログラムが実施され、来場者は日本文化を多角的に楽しむことができました。
様々なパフォーマンスや体験を通じて、HYPER JAPANは訪れた人々に日本文化の持つ深い魅力を伝えることに成功した名イベントとなりました。次なる「HYPER JAPAN Festival 2016」は、2016年7月15日から17日まで開催される予定です。日本文化の面白さを再発見できる、今後のイベントに期待が高まります。
イベント詳細については公式サイトでご確認ください。公式サイト:
www.hyperjapan.co.uk