夫婦間介護意識調査
2025-04-22 12:32:28

夫婦間介護に関する意識調査: 男女で異なる不安と行動

夫婦間の介護に関する調査概要


シックスワン株式会社が運営するケアワークスは、2025年4月に全国の20代から70代の男女240名を対象に、「夫婦間での介護」についての意識調査を実施しました。本調査においては、介護に対する不安や行動について男女の回答傾向の違いに焦点を当てています。

調査の実施概要

  • - 調査対象: 20代から70代の男女240名
  • - 調査方法: 選択式および自由記述形式
  • - 調査期間: 2025年4月1日から4月3日まで
  • - 有効回答数: 240件

調査結果によると、男女ともに介護への不安に関しては同様の傾向が見られましたが、具体的な不安の内容や対応方法には明らかな違いがありました。

男女による介護への不安の違い


調査の一環として「将来的な配偶者の介護に関して、不安に感じていることはありますか?」という質問が行われ、多くの参加者が「はい」と回答しました。具体的には、男性38.3%、女性37.5%が不安を抱えていると答えています。

不安の内容

男女ともに最も多く挙げられた不安は「介護にかかる費用が分からない」というものでしたが、次に続く不安の内容には大きな違いが見受けられました。女性は「介護による孤独感や精神的負担」を女性の28.9%が挙げ、この負担感が強く感じられています。一方で男性は、「将来の介護制度の改正に対する懸念」を23.9%が挙げており、制度についての不安を強く持つ傾向がありました。

行動についての違い

「不安に対して何か行動をしているか?」という質問には、男性の28.3%が「情報収集をしている」と回答しましたが、女性ではその割合はわずか6.7%に留まりました。これは、男性が比較的能動的に介護に関する情報を集める姿勢を持っていることを示しています。

介護が必要な場合の選択肢


続いて、配偶者に介護が必要になった場合、どのように対処しようと考えているかを尋ねました。その結果、最も多い回答は「まだ考えていない」で、男性は50.0%、女性は54.2%という結果でした。このデータは、実際に介護が必要な場合の具体的な計画が進んでいないことを示しています。

介護費用の予測

介護費用の予測に関しては、男女ともに「200万円以上300万円未満」が最も多くの支持を受けましたが、女性は100万円から500万円の範囲に回答が集中したのに対し、男性は「50万円未満」や「1,000万円以上」といった幅広い回答が寄せられました。これにより、男性が介護費用に対してより多様な視点を持っていることが伺えます。

介護費用の準備状況


介護費用の準備に関する質問では、男女ともに49.2%が「いいえ」と回答し、必要性を感じているにも関わらず行動に移せていないことが分かりました。男女の比率を見ても、男性は71.7%、女性は75.9%が「準備ができていない」との結果でした。これは、今後の計画が重要であることを示唆しています。

調査結果を受けて


本調査からは、夫婦間の介護に関する意識には多くの共通点がありつつも、心理的・身体的な負担に対する不安を強く感じている女性、制度や支援内容に対する不安を持つ男性というように、性別による軸での違いも見えてきました。これからの高齢化社会において、夫婦間のコミュニケーションや介護制度に対する理解を深め、情報収集を進めることが一層重要になってくるでしょう。ケアワークスでは、安心して介護に向き合える社会を実現するため、引き続き情報提供や支援活動を行っていくことを目指しています。

ケアワークスについて


ケアワークスは介護職の求人に特化した検索エンジン型ウェブサイトを運営し、現在35万件以上の求人情報を掲載しています。求職者は求人を検索し、掲載元のサイトにアクセスして情報を得ることができます。


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会社情報

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