ホテル椿山荘東京が三重塔移築100周年を迎えた特別イベントを開催

ホテル椿山荘東京が迎える特別な一年

2025年は、ホテル椿山荘東京にとって記念すべき年です。広島県・篁山竹林寺から移築された三重塔が、今年でちょうど100周年を迎えます。この歴史的建造物は、国指定登録有形文化財でもあり、東京都内に残る室町時代前期の貴重な文化財の一つです。移築にまつわる歴史と、その後のエピソードを振り返りつつ、3つの特別な企画を紹介していきましょう。

三重塔の移築とその魅力

三重塔は1925年、藤田平太郎男爵によって現在の椿山荘庭園に移されました。それから100年の間、この塔は多くの人々の目を楽しませてきました。従来の信仰の象徴としてだけでなく、文化財としての価値も高く、第2次世界大戦を経ても奇跡的に原型を留めたことから、その存在はさらに重要になりました。2010年には大規模な改修も施され、現在もその美しい姿を保っています。

新たな庭園演出「天空の三重塔」

2025年1月8日（水）から始まるのは、新たな庭園演出「天空の三重塔(パゴダ)」です。この演出では、三重塔を囲むように霧を立ち上らせ、幻想的な雲海を再現します。これらの雲は、篁山竹林寺内で見られる自然の雲海を基にしています。ご存知の方も多いでしょうが、小野篁にまつわる逸話もあり、彼が京へ上る際に霧に包まれた入野の街を見たとされる場所に位置しています。そのため、移築された三重塔が庭園に存在するというのは、なんとも不思議な縁を感じます。

この演出は期間中、7:10、11:10、14:10、18:10、19:10、20:10、21:10、22:10、22:40の時間帯に楽しむことができ、特に朝と夜に訪れると幻想的な雲海の中に立つ三重塔を楽しむことができます。庭園の静寂な空間で、時の流れを忘れさせてくれるこの演出は、訪問者に新たな体験を提供することでしょう。

記念動画と特製スイーツの登場

また、三重塔の歴史や構造について語る記念動画も公開されました。声優として活躍する石川界人氏が文京区出身ということで、地元にゆかりのある話題を通じて、三重塔にまつわるストーリーを伝えてくれます。観ることで、ますます興味が湧くことでしょう。

そして、嬉しいことに、記念のテイクアウトスイーツも登場します。「トロワキャラメルバナーヌショコラ」は、チョコバナナブラウニー、キャラメルムース、クレームシャンティが重なる贅沢なスイーツですところがその魅力。濃厚なショコラに包まれたバナナの甘味、キャラメルのほのかな苦味が絶妙に絡み合い、一口食べるごとに幸せな気持ちにさせてくれます。

結び

三重塔の移築100周年を迎えるこの特別な年に、ホテル椿山荘東京を訪れ、その歴史的背景と共に新たな美を体感してみてはいかがでしょうか。特別な演出や記念スイーツの数々が、きっと訪れる人々を魅了することでしょう。公式サイトからは詳細情報も確認できますので、ぜひ一度訪れてみてください。

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