Amazon Web Services、日本のゲーム開発者を中国市場に誘う新サービスを発表

AWSとTapTapが手を組む

Amazon Web Services（AWS）中国部門は、ゲーム市場への新たなアプローチとして、アプリプラットフォームTapTapとの提携を発表しました。このコラボレーションにより、日本のゲーム開発者は中国市場に進出するための代理出版サービス及び、開発者向け無料サービスTDS（TapTap Developer Service）を享受できます。

開発者にとっての新たな機会

本サービスの導入により、開発者はゲーム開発コストを削減しつつ、ユーザー体験を向上させることが可能となります。現在、TapTapは月間アクティブユーザー数が2000万人を超える大規模なプラットフォームであり、ユーザーは多種多様なゲームのダウンロードや購入、評価を行いながら、他のプレイヤーと交流することができます。

特に、プレイヤーは事前予約やゲームテストを通じて新しいゲームを早期に発見し、直接開発者にフィードバックを提供することができるため、ゲームの質の向上にも寄与します。開発者はこのようなフィードバックを受けることにより、自身のゲームをより良いものにすることができます。

TapTapがもたらす利点

TapTapのCTO、鄧暁東氏は、AWSの先進的な技術によりビジネスの拡張が実現していると述べています。AWSは200以上のサービスを提供しており、開発者は迅速なビルド時間、効率的な運用手法、優れた計算能力を備えたゲームを開発できます。このため、世界中のゲーム会社の約90%がAWSを利用しています。

【便利な登録方法】

ゲーム会社やスタートアップ企業、個人スタジオ運営者の方々は、TapTapを通じて中国市場への門戸を開くことができます。AWSサービスのクーポンを最大105,000元（約15,000ドル）受け取ることができ、技術サポートやトレーニングも提供されます。興味のある方は公式サイトから詳細を確認できます。

XD社とTapTapの背景

XD社（X.D. Network）は2003年に設立され、ゲーム業界に革新をもたらすことを目指しており、2016年には独立ゲームプラットフォームTapTapを立ち上げました。その結果、TapTapは中国国内で高品質なAndroidゲームのプラットフォームとして知られるようになり、ユーザー数は年々増加しています。さらに、ユーザーのインタラクションやゲームダウンロード数も推進されており、さまざまなタイトルがTapTapを通じてメジャーなプラットフォームとして成長しています。

今後の発展が期待されるこの提携に、ゲーム開発者や利用者は注目しています。中国市場への進出を考える開発者にとって、TapTapとの連携は新たな一歩となるでしょう。