NECELAがもたらすキッチンデザインの革新
日本のインテリア業界に新風を吹き込むのが、大日化成工業株式会社が発表した新素材「NECELA」です。この新たな複合素材は、セラミックとガラスを融合させたもので、国内初の試みとなります。これにより、オーダーキッチンや洗面台、さらには家具のデザインが一段と可能性を広げることが期待されています。
新素材の誕生背景
大日化成工業は、人工大理石やクォーツストーン、セラミックタイルの特注加工において、国内トップランクのシェアを誇ります。今回のNECELAの開発は、従来の素材の限界を超え、デザイン面での自由度を高めることを目的にしています。これまでは、セラミックやクォーツストーンの天板は、反りや割れを防ぐために厚みが必要であり、限られたスタイルに制約されていました。しかし、NECELAはその概念を覆します。
NECELAの特徴
NECELAは、ガラスを貼り合わせることにより、厚い下地なしでも薄く、軽やかなデザインを実現できます。ミリ単位でのサイズオーダーが可能で、デザイナーの意向に応じたカスタマイズが可能です。これは、特にオーダーキッチンや洗面、オーダー家具を扱っているメーカーや商社にとって、非常に魅力的なポイントです。
さらに、NECELAは、世界的に有名なセラミックタイルメーカーであるCosentino社のDEKTONを使用した実物大の作品も展示されます。7月19日・20日に開催される「リフォーム産業フェア2023」では、その実力が披露される予定です。
高品質・高耐久性への取り組み
NECELAは、ただの美しさだけではなく、その耐久性にも自信があります。大日化成工業は、接着剤メーカーと協力して開発した特殊な接着剤を用い、気泡が入りにくい仕上がりを実現しました。これにより、ガラスとセラミックが同時にカットされても、小口から気泡が見えることがありません。この要素は、特に高級家具やキッチン天板において求められる美観を持たせるために重要です。
持続可能な未来へ
大日化成工業は、NECELAの提供により、オーダーキッチンや家具のデザインに画期的な変更をもたらすことを目指しています。重く、割れやすい素材に代わり、薄く、洗練されたデザインが実現可能となることで、顧客の多様な要望に応えることができるでしょう。
リフォーム産業フェアでは、実際の使用方法や設計についてもセミナーが行われ、実際のビジネスチャンスを生むための場として期待されています。オーダーキッチンおよび洗面や家具のデザインにおけるNECELAの可能性を体験しに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
会社情報
大日化成工業株式会社は1964年に創業し、東京都杉並区に本社、栃木県小山市に工場を持っています。これまでの経験とノウハウを基に、最新の技術を駆使して、プレミアムなオーダー製品を提供することに専念しています。さらに、住宅用、商業用ともに様々な用途に応じたアイテムを手掛け、今後も業界のイノベーションに挑戦していく計画です。
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