日本のイラスト文化をEUに発信！ライプツィヒブックフェア2026出展

株式会社マイナビ出版は、2026年3月19日から22日までドイツ・ライプツィヒで開催される欧州最大のブックフェア「ライプツィヒブックフェア 2026」に出展します。このイベントでは、8割以上が一般来場者という特性を活かし、日本のイラスト文化をEU内の読者に向けて訴求することを目指します。

ライプツィヒブックフェアとは？

「ライプツィヒブックフェア」は、ドイツの「フランクフルトブックフェア」と並ぶ重要な書籍イベントです。毎年、多くの出版社や著者、メディア、そして読者が集まり、2025年には45カ国から2,000を超える出展者が参加。来場者数は296,000人に達し、ドイツの出版業界においては大きな位置を占めています。さらに、合わせて行われる「Leipzig liest（ライプツィヒリーツ）」などのイベントも特徴で、幅広い層の読者との交流を促進します。

今回の出展では、さまざまな書籍を通じて日本特有のイラストの魅力を伝え、文化の橋渡しができることを期待しています。特に、「Manga Comic Con（MCC）」というセクションにて出展することで、マンガやポップカルチャーのファンとのコミュニケーションを深めます。

マイナビ出版の展開

当社では、2025年6月からドイツを含むEU地域向けに自社出版の書籍の流通を開始しました。これまでの出口戦略は現地の出版社との翻訳契約に依存していましたが、自社での販売ルートを確保することで、より自由に市場へのアプローチが可能となりました。

特に、2025年に出展した「DoKomi」では、画集やイラスト技法書の多くが好評を得て、完売商品もあるなど、日本のイラストへの関心の高さを実感しました。その経験を経て、直接読者とつながる機会の重要性を再認識し、「ライプツィヒブックフェア 2026」への出展を決定しました。

出展アイテムの紹介

出展する書籍のラインアップには、以下の作品が含まれています：

- 『Manga besser zeichnen: Figuren & Kompositionen』（日本語版：『イラスト解体新書』）
- 『The Best of Everything! Master the MANGA Drawing Techniques』（日本語版：『いいトコどり！人物パーツの描き方』）
- そのほか、多数の画集や作品集も持参します。

特に注目したいのは、新作の『とあるお茶画集線の軌跡』『tabi作品集- souvenir -』など、最新の作品集です。これらは、読者の皆様に新たなインスピレーションを提供することでしょう。