社会保障を身近に感じる「社会保障ゲーム」
特定非営利活動法人ソーシャルチェンジエージェンシー(以下、当法人)は、公益財団法人消費者教育支援センターが主催する「消費者教育教材資料表彰2026」において、体験型教材「社会保障ゲーム」が見事優秀賞を受賞したことを発表しました。このゲームは、私たちの日常生活に深く根ざした社会保障制度について、カードゲーム形式で楽しみながら学べる革新的な教材です。
体験型の学びが魅力
「社会保障ゲーム」は、参加者が架空のキャラクターを使い、病気や失業、進学、家族のケア、住まいのトラブルといった様々な生活のピンチに直面し、その時に利用できる制度や相談先を考えることを目的としています。このゲームによって、参加者は社会保障を「自分には関係のないもの」と考えるのではなく、「困ったときに使える権利」と理解できるようになります。
教育の現場では、社会保障制度が生活の安心を支える重要な仕組みであるにもかかわらず、制度に対する知識がなかったり、相談先がわからなかったりすることで、多くの人々がその恩恵を受けられないという課題があります。「社会保障ゲーム」は、そうした問題に対して知識を一方的に伝えるのではなく、参加者同士の対話や体験を通じて、制度を身近に感じられる場を提供します。
消費者教育教材資料表彰2026における評価
今回の表彰では、行政、企業・業界団体、消費者団体・NPOなどから提出された47点の教材資料の中から、厳正な審査を経て20点が優秀賞に選ばれました。また、当法人の「社会保障ゲーム」は、消費者団体・NPO部門における実験実習キットとして高く評価されました。
今回の受賞は、当法人の「社会保障を名実ともにセーフティネットにする」というミッションの強化にも繋がります。今後も教育分野や地域、福祉・行政の現場と連携し、誰もが困ったときに必要な支援を受けられる社会の実現に向け、社会保障教育の普及に努めていく所存です。
知識を深める「ゲーム」の特徴
「社会保障ゲーム」には、以下のような特徴があります。
1.
身近な存在としての学び:参加者は、身近な人たちの困りごとと社会保障制度とのつながりを戯れの中で理解します。
2.
ゲーム形式の理解:カードを利用することにより、制度名を暗記するのではなく、困ったときにどこに相談できるかを考えるプロセスに焦点を当てています。
3.
心理的ハードルの低下:対話を促す構成により、相談や支援を利用することへの心理的な抵抗を減少させます。
4.
多様な活用シーン:中学校、高校、大学、福祉専門職養成の現場や、地域の学習会など、さまざまな場面で使用されています。
このような独自性と実用性が、多くの教育機関での導入を後押ししています。
受賞の意義と今後の展望
「消費者教育教材資料表彰」は、消費者教育を促進するための優れた教材を評価する制度であり、今年の受賞は当法人の活動が形になった証でもあります。今後の展望としては、さらなる教材の充実と、実際の生活に役立つ情報の提供を目指し、社会保障教育を促進していく考えです。
できるだけ多くの人々に、社会保障制度がどのように生活を支えるものであるかを理解してもらい、困ったときに必要な支援を受けられる社会を築くことが目標です。今後とも「社会保障ゲーム」の普及活動にご期待ください。