新しい寄付スタイルの到来
寄付は人々の善意を表す重要な手段ですが、個人情報の開示に対する不安を抱く支援者も少なくありません。そこで、株式会社STYZが運営する寄付プラットフォーム「Syncable」は、支援者が匿名のまま寄付できる新機能「匿名寄付」を発表しました。この機能により、支援者は善行を行いながらも、個人情報を守ることができます。
匿名寄付機能の詳細
Syncableでは、「匿名寄付」を選択すると、支援者の個人情報が寄付先団体に開示されることはありません。また、寄付を受け入れる団体は管理画面から簡単に「匿名寄付」を受け付ける設定ができます。これにより、匿名で寄付したいと考える支援者のニーズに応えていく方針です。
利用方法と設定手順
この機能の導入は簡単で、団体管理画面の「寄付利用設定」から「匿名寄付の受付」をオンにするだけ。初期設定では「受付しない」に設定されていますので、必要に応じて自分の団体のスタンスを見直すことが重要です。以下が設定手順の概要です。
1. 管理画面にログインし、「寄付利用設定」にアクセス。
2. 「匿名寄付の受付」を「受け付ける」に変更。
設定が完了すれば、匿名で寄付を希望する支援者に向けて、寄付の新しい選択肢が提供されることになります。
匿名寄付を通じての寄付履歴表示
匿名で寄付された場合に関しては、寄付履歴には金額や日時が表示されますが、個人の氏名や住所は開示されません。このため、領収書を発行できない可能性もあるので、特に寄付金控除対象団体の方はその点に注意が必要です。
新たな寄付の形に期待
この「匿名寄付」機能の導入により、寄付がより身近で気軽な行為になることが期待されています。寄付を行う際の心理的ハードルが下がることから、より多くの人々が寄付に参加できる環境が整いつつあります。社会保障を強化するためにも、この取り組みは大変意義深いものです。
Syncableとは
Syncableは、2016年に設立されて以来、非営利団体向けに特化したデジタルファンドレイジングサービスを提供しています。現在では5,000団体以上が登録しており、国内最大級の寄付決済プラットフォームとなっています。彼らのミッションは「社会にオルタナティブなお金を生み出す」こと。この理念を元に、寄付を通じて社会的な課題の解決を目指しています。
企業概要
株式会社STYZは、寄付決済サービス「Syncable」のほかに、インクルーシブデザインスタジオ「CULUMU」も運営しています。多様な社会保障を推進するため、企業や非営利団体とのつながりを重視し、持続可能な社会作りに貢献しています。
詳しい情報はSyncableの公式サイトやFAQで確認できます。寄付を通じて、自分自身も社会貢献を意識してみませんか?