屋外広告の新たな風を吹き込む株式会社Essenの設立
2021年8月、神奈川県川崎市に新しい広告会社、株式会社Essenが設立されました。代表取締役の橘健吾氏の元、屋外広告の新しい形を追求するこの企業の目玉は、AIを活用した車両屋外広告サービス、「WithDrive」です。
背景と設立の目的
街なかにあふれる屋外広告は、多くの企業にとって重要なプロモーション手段となっています。特に看板やバス広告は高い訴求力を持つ一方で、その効果を測定することは難しく、費用対効果の算出には課題が残っていました。Essenは、これをAIの力で解決しようとしています。現在、15人のメンバーが集まり、本格的な事業展開に向けて動き始めました。
WithDriveの特徴と利点
WithDriveは、自由に街中を走る車両を広告メディアとして活用します。このサービスでは、AIが人や車の流動データから「広告の閲覧確率」を算出し、実際の走行情報に基づいて広告が見られた地点と回数を統計的に可視化します。これにより、従来の広告掲示方法に縛られることなくデータに基づいた正確な効果測定が実現します。
また、コストを抑えた広告運用が可能となることで、小規模企業や新興ブランドにとっても魅力的な選択肢となります。さらに、広告を掲示した車両のドライバーには、広告の閲覧回数に応じた報酬が支払われるため、走行することで収入を得ることも可能になります。
資金調達と事業のサポート
設立に伴い、Essenは必要な資金をJ-KISS型新株予約権を通じて調達しました。出資を行った株式会社SALTからは、資金提供だけでなく、事業計画のブラッシュアップやデザイン、マーケティング戦略に関する貴重な支援も受けています。SALTの代表者である土倉康平氏は、このプロジェクトの可能性に強い期待を寄せています。
「Essenの取り組みは、交通広告の費用対効果を最新技術で可視化する衝撃的なアプローチです。私たちはこのプロジェクトを成功へ導くためにアドバイスを行うことに強い意義を感じています。」と土倉氏はコメントしています。
社会課題の解決を目指して
Essenの橘社長は「WithDrive」を通じて地域活性化や交通問題の緩和など、現代社会が抱える課題への取り組みを目指しています。その理念には、「地域」「企業」「個人」すべてにその成果を還元することが含まれています。また、SALT社との提携によって、実際の事業展開がよりスムーズになることが期待されています。
現在の広告主募集について
Essenでは、川崎市内への広告出稿を希望する企業に向けた無料キャンペーンを実施中です。特に、初めて屋外広告を行う企業にとってはこのチャンスを見逃せません。広告掲載を希望する企業は、特定の条件の元で参加申込みが可能です。
【お問合せ先】
このように、株式会社Essenは屋外広告の新しいビジョンを提供する企業として、今後の展開に期待が寄せられています。AI技術を駆使した新たな広告手法が、地域活性化や企業の成長に大きく貢献することでしょう。