板橋区に300冊の絵本が寄贈されるプロジェクト
東京都板橋区では、地域を強化するための「小さな絵本館×こどもえほんだなプロジェクト」が実施されています。この提携プロジェクトにより、300冊の絵本が区内の子どもの居場所に寄贈されました。運営するのは、絵本情報サイト「絵本ナビ」を展開する株式会社絵本ナビで、代表取締役社長の金柿秀幸氏がそのキーパーソンとなっています。
プロジェクトの背景
このプロジェクトは、板橋区内の子どもたちに質の高い絵本を提供することで、教育の質を向上させることを目的としています。たくさんの絵本と絵本棚を設置することで、経済的な背景に依存せず、すべての子どもたちに絵本に親しむ機会を提供する狙いがあります。板橋区は「絵本のまち」として知られており、その特性を活かし、地域内外の支援者と連携して実現を目指しています。
寄贈された絵本の特色
寄贈される絵本は、地域で製本されたものや「いたばし国際絵本翻訳大賞」の受賞作、さらにはボローニャ国際絵本原画展の入選作が含まれており、地域にちなんだ選書が行われています。これにより、単なる書籍の寄贈にとどまらず、教育的な価値を持つ絵本を選んで届けている点が大きな特徴です。
SDGs の目標との関連
この活動は、SDGsの複数の目標達成に役立つことを目指しており、以下の目標に寄与するとされています。
- - 目標4「質の高い教育をみんなに」
- - 目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
- - 目標8「働きがいも経済成長も」
- - 目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」
これにより、企業や地域の連携が深化し、より多くの子どもに棚の中の絵本を提供できるようになります。
寄贈の実績
今回の寄贈は、株式会社フォーラム・ジェイの協賛により行われ、10カ所の施設にそれぞれ30冊の新しい絵本が配布されました。総計300冊という、多くの子どもに新しい物語を届ける機会となりました。寄贈先は、教育機関や食堂、医療機関など多岐にわたります。
寄贈者の想い
プロジェクトに関わる寄贈者たちがそれぞれの立場からこの取り組みを支援し、具体的な成果を感じています。株式会社フォーラム・ジェイの代表は、寄贈を通じて地域への貢献を果たせたことに感謝の意を表しています。また、絵本棚には企業のロゴを掲載し、寄贈者の意志を伝える仕組みも設けられています。
今後の展望
「小さな絵本館×こどもえほんだなプロジェクト」は、今後も板橋区の子どもたちに向けて絵本の寄贈を続け、設置希望の施設と支援を希望する寄贈者を募っています。このプロジェクトが拡大することで、より多くの子どもたちが新しい絵本と出会い、心豊かな時間を過ごせることが期待されています。
詳細な情報や今後の活動については、絵本ナビの特設ページで確認できます。