Callistoが資金調達
2023-04-10 19:00:07

医用画像データプラットフォームCallistoが2億円の資金調達を実施

医用画像データプラットフォームCallistoが新たな資金調達を実施



最近、医用画像データプラットフォーム「Callisto」が2億円のシードラウンド資金調達を完了させました。これは、医療AI分野におけるインフラの構築、特に放射線や病理分野に焦点を当てた取り組みを加速するためのものです。特に、医療AIは「ミールキット」としてのデータセット販売と「オーダーメイド料理」としてのカスタマイズAI開発を目指し、全く新しい医療用画像データの流通を結実させようとしています。

資金調達の目的と展望



Callistoは、医療AIの発展には多様で質の高いデータが不可欠だと認識しています。そのため、彼らの初期の目標は、医療機関から収集した肺のCTや脳のMRIなどのデータセットを提供し、さらには医療AIや創薬AIの開発を促進することです。今回で調達した資金は、これらのデータセットの整備や販売、さらには新しい医療AIソリューションの開発へと当てられる予定です。

ミールキット:医療AI研究開発の基盤



医療AIの研究開発は、質の高い教師付きデータセットが必要不可欠です。この分野では、データの収集、選別、アノテーション(注釈付け)、前処理といった多くの工程が一企業の手に集中しがちです。その結果、研究にかかるコストと時間が膨れ上がるだけでなく、十分なデータを確保することも難しくなっています。

Callistoでは、これらの工程を全て高水準で完了したデータセットを提供することを目指しています。また、これには新たに開発された匿名加工ツールやアノテーションツールも含まれており、医療AI共同研究を支援するために複数の大学病院との連携も進行中です。

オーダーメイド料理:特定ニーズに応えるカスタムAI



Callistoが提供するもう一つの重要な要素がカスタム創薬AIと医療AIの開発です。特殊なデータを用いて、特定の疾病に即したAIを開発することで、新たな医療技術革新をもたらそうとしています。疾患ターゲットを明確にし、創薬プロセスの短縮を図るこの取り組みは、製薬企業との連携を通じて実現される見込みです。

採用情報と企業文化



Callistoは、新たな仲間を募集中です。医療AI革新の先頭に立つ企業として、強い意識をもって業務に取り組む仲間を求めています。人事労務やAIエンジニア、ブロックチェーンエンジニアなど、幅広い職種での採用計画が進行中です。社員には大きな成長の機会と裁量が与えられ、個々の能力を最大限に活かせる環境が整えられています。

Callistoの未来



今回の資金調達は、医療AIの未来を大きく変える可能性を秘めています。代表取締役の韓昌熙(カリス)氏は、医用画像データの重要性を強調しつつ、AI技術を駆使して日本の医療を革新すると同時に、経済的な発展にも寄与することをミッションとしています。今後の展開に目が離せません。

会社情報

会社名
カリスト株式会社
住所
東京都豊島区南池袋1丁目16番15号ダイヤゲート池袋5F
電話番号
03-6887-1384

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