Kong、API管理の新時代を切り開く!175百万ドルの資金調達成功
Kong、API管理の新時代を切り開く
APIマネジメントの分野でのリーダー、Kong Inc.が、2024年11月19日に1億7500万ドルの資金調達を行い、評価額が20億ドルに達したことを発表しました。この調達は、Tiger Globalが主導し、Baldertonを含む新規投資家が協力したもので、Kongの累計調達額はなんと3億4500万ドルに達しました。
KongのCEOで共同創設者のAugusto Marietti氏は、今回の資金調達により統合APIプラットフォームを強化し、企業が内部および外部のAPIをより良く管理、保護、監視できるよう支援していく意向を示しています。最近は、大規模言語モデル(LLM)の普及により、APIコールの需要が急速に高まっていますが、KongはこのAI時代における「ソフトウェア組立ライン」を実現するため、分散したAPIシステムの統合に独自のポジションを持っています。
市場でのリーダーシップと価値の向上
Kongは、今回の資金を活用してグローバル市場への参入戦略を加速させ、AIに基づく製品革新を進める方針です。具体的には、AI Gateway、Konnect、Insomnia、Kong Gateway、Kong Meshなどの主要APIランタイムでの取り組みを強化し、さらなる顧客エクスペリエンスの向上を図っています。
BaldertonのゼネラルパートナーでありKongのボードオブザーバーであるRana Yared氏は、Kongの戦略的拡大が堅牢なAPIソリューションに対する世界的な需要に対応していることを強調しました。「KongのAPIインフラは、現代のデジタル経済において欠かせない存在です」と彼は述べています。
AI駆動型企業への道
Kongの統合APIプラットフォームは、AIアプリケーションの迅速な構築を実現し、APIのセキュリティ、ガバナンス、可視性を一元化します。多くの企業がAPIファーストな戦略へと切り替える中、Kongは安全でスケーラブルなAIソリューションを支える重要なインフラを提供します。
KongのCTOで共同創設者のMarco Palladino氏は、「Kongは企業がAPIとAIモデルを効率的に管理できるプラットフォームを提供し、迅速な市場投入を支援します。APIとAIがデジタルプロダクトの中心になる時代に、このプラットフォームは現代のアーキテクチャにおいて欠かせない要素となります」と語りました。
まとめ
今回の資金調達により、KongはAPIマネジメントとAI統合のさらなる進化を図り、デジタルおよびAI駆動型の世界で企業が競争力を保つための支援を行っていくことになります。Kongに期待されるのは、未来のデジタル基盤での革新だけでなく、企業の成長を促す画期的な役割です。
詳細や最新の情報については、Kongの公式ウェブサイトやSNSをぜひチェックしてください。Kongのビジョンは、企業が「APIファースト」を実現し、デジタル経済の中でその価値を最大限に引き出すことです。
会社情報
- 会社名
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Kong株式会社
- 住所
- 東京都港区赤坂9丁目7-1ミッドタウン・タワー18階
- 電話番号
-
03-4588-4257