骨粗鬆症デー
2023-10-18 13:09:39
世界骨粗鬆症デーに向けて注目される骨の健康とは
10月20日は「世界骨粗鬆症デー」。この日には、骨粗鬆症の啓発活動が全国各地で行われ、その一環としてブルーライトアップイベントが実施されます。ちなみに、2023年の推計患者数は1,590万人に達し、多くの人々が骨粗鬆症の危険にさらされています。
今年も、各地で市民公開講座や骨量測定体験などのイベントが予定されており、参加者が自分自身の骨の健康について知識を深める良い機会となるでしょう。また、国際骨粗鬆症財団(IOF)が定めるテーマに沿ったブルーのライトアップは、全国の名所でも行われます。具体的には、大阪城、姫路城など、全国の主要施設がブルーに染まります。
日本人女性を対象とした最近の意識調査では、76.2%の人が「骨折の既往なく、骨粗鬆症の危険性を感じていない」と回答しています。しかし、この結果は、骨粗鬆症に対する認識の低さを示唆しています。財団は、啓発活動を通じて、より多くの方々が「骨の健康」の重要性に気づいてほしいと期待しています。
世界骨粗鬆症デーは1998年に国際骨粗鬆症財団と世界保健機関(WHO)の共同によって制定されて以来、生涯にわたる骨健康の啓発が続けられています。この日のテーマは「丈夫な骨をつくろう」。骨粗鬆症による骨折を防ぐための情報発信が行われ、多くの国で同時にキャンペーンが展開されています。
さらには来年4月には、「健康日本21(第三次)」がスタートし、生活習慣病の発症予防策として新たに『骨粗鬆症検診受診率15%』の目標が掲げられました。骨粗鬆症はその大半が無症状なため、検診によって早期に発見し、適切な対策を講じることが大切です。重要な課題として、国民が骨粗鬆症の危険性を認識し、それに対する行動が促されることが求められています。
公益財団法人骨粗鬆症財団は、国民の健康を支えるために様々な活動を行っている組織で、地域別の骨粗鬆症の検診受診率を公開し、より多くの人々に理解を促すための取り組みを続けています。また、健康に対する意識を高めるため、全国各地でのイベントやセミナーを通じて、骨の健康についての情報を発信していく予定です。
骨粗鬆症は、特に高齢者にとって重大なリスク因子とされており、認知症や脳卒中に続いて、要介護になる原因としています。それだけに、普通の生活を送るためにも、その予防策を知ることは非常に重要です。ブルーライトアップを通じて、多くの人が骨の健康について考え、理解を深めるきっかけとなることでしょう。
このように、全国でのブルーライトアップや各地での啓発活動を通じて、骨の健康に対する関心が高まることが期待されています。自分の骨の健康を大切にするため、ぜひ、10月20日にはこのような取り組みに参加してみてください。
会社情報
- 会社名
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公益財団法人骨粗鬆症財団
- 住所
- 東京都中央区日本橋大伝馬町2-14パールビル5階
- 電話番号
-
03-5640-1841